ついに開幕を迎えた2018-19シーズンのセリエA。各クラブは、群雄割拠のリーグを制するべく今夏も積極的な補強を行った。『Goal』では、チームの浮沈の行方を握る各ビッグクラブの新戦力を紹介する。
■クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス、33歳)
Getty Images言わずとしれた世界最高のスター。レアル・マドリーで全てを勝ち取り、33歳にして新たな挑戦の舞台にイタリアを選んだ。
加齢とともにゴールゲッターへと変貌を遂げたロナウドだが、ストライカーにとって最も活躍するのが難しい場であるセリエA。また、スペインとは異なり、イタリアではユヴェントスを相手には引いて勝ち点をもぎ取ろうとしてくるチームが大半で、チャンスの数もレアル・マドリー時代ほどは訪れないだろう。
それでも、サッカー界の生ける伝説。いまだ年齢を感じさせないパフォーマンスを披露し続け、多くのゴールを量産してくれることをユーヴェファンのみならず、全世界のサッカーファンが期待している。イタリアで偉大な一歩を踏み出すのか、注目が集まるところだ。
■レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス、31歳)
Juventusユヴェントスを“裏切って”ミランを新天地に選んだが、わずか一年で古巣へと戻ってきた。慣れ親しんだ王者ユヴェントスで再起を期す。
昨シーズンはミランの主将として奮闘。6位と復調の兆しを見せる古豪をけん引した。しかし、ファンの反感を買ってでも、復帰を選んだ背景には王者ユヴェントスとの差を感じた部分が少なくなかったことが予想できる。ヨーロッパリーグではあっさりと敗退し、ユヴェントスとの直接対決では3戦3敗。ユヴェントスでセリエAを優勝してきた歴戦の猛者にとっていくらか物足りないチームだったことは否めない。
そんなボヌッチが復帰したユヴェントスでは、ジャンルイジ・ブッフォンが抜け、クリスティアーノ・ロナウドが入るなどいくつかの変化があった。しかし、ディフェンスラインに大きな変更はなく、すでにともに戦った経験のある、ジョルジュ・キエッリーニ、アンドレア・バルザーリ、メディ・ベナティアらと最終ラインを形成することが予想される。そのため、すぐに安定したパフォーマンスを見せることは可能だ。ファンの信頼を取り戻すためにも、開幕からフル稼働が求められる。
■ゴンサロ・イグアイン(ミラン、30歳)
AFPボヌッチらとのトレードという形でミランへ新天地を移す。イタリアでは3クラブ目となる。
2016年に当時のクラブ史上最高額となる9000万ユーロでユヴェントスへと加入。2シーズンで50得点以上を挙げ、ストライカーとして最低限の責務は果たした。しかし、クラブが悲願とするチャンピオンズリーグ制覇に導くことはできず。また、かねてより言われているビッグマッチでの勝負弱さも垣間見せ、絶対的なエースとしての立ち位置を確立することはできなかった。
アルゼンチンでの失意のワールドカップを終え、古豪ミランで新たなステップへ向かうイグアイン。ミランにとっては待望のワールドクラスと呼べるストライカーで、イグアインがゴールを量産することができれば、名門復活も見えてくる。今季狙うはヨーロッパリーグでの好成績、そしてセリエAでの4位以内確保によるチャンピオンズリーグ出場権獲得だ。イグアインにかかる期待は大きい。
■ラジャ・ナインゴラン(インテル、30歳)
Inter Milanローマへの忠誠を示していたが、恩師ルチアーノ・スパレッティ監督の下で新たなチャレンジへと向かう。
ベルギー代表では選外となり、ロシア・ワールドカップ出場はかなわなかったが、セリエAでの実績は十分。プロキャリアは全てイタリアで過ごしており、どのクラブでも成功を収めてきただけに、ミラノでも適応に苦しむことはないだろう。
ハードなタックルと、ミドルシュートなど攻守両面に強みを持つMFで、まさにインテルが求めていたタイプの選手だ。アルトゥーロ・ビダルやルカ・モドリッチといったビッグネームの獲得は実現しなかったが、それでもマティアス・ベシーノ、マルセロ・ブロゾヴィッチらとの中盤は安定感が期待でき、スパレッティ監督も編成に悪い方向で頭を悩ませることはなさそうだ。
ローマでは昨季、チャンピオンズリーグでベスト4と躍進したが、チームタイトル獲得経験はゼロ。新天地でトロフィーを掲げることはできるだろうか。
■ハビエル・パストーレ(ローマ、29歳)

パリ・サンジェルマンで誰よりも愛された男がセリエAの舞台に帰ってきた。
2011年、PSGが大型補強をしていく第一歩として加入したのがパストーレ。そこでは7年を過ごし、ビッグクラブへと成長したチームの中で大きな役割を果たした。その貢献を知るファンは、試合前のメンバー発表時、常に誰よりも大きな声援をパストーレに送ることで知られている。
そして今夏、満を持してローマへと移籍。2011年までプレーしていたパレルモ時代以来のセリエA復帰となる。リーグ・アンで対戦経験のある酒井宏樹も舌を巻く技術は、イタリアですでに証明済み。“働き者”の多いローマの中盤にアイディアとファンタジーを加えることが期待される。
ローマは昨季、チャンピオンズリーグでベスト4、リーグ戦でも3位と安定感を見せただけに、パストーレにはさらにもう一歩先へ進ませる活躍が期待される。
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