6日のリーガ・エスパニョーラ第36節、ヘタフェは敵地エスタディオ・グラン・カナリアでのラス・パルマス戦に1−0で勝利した。この試合でフル出場を果たし、決勝点の起点となったMF柴崎岳は、スペインメディアからも高い評価を受けている。
負傷者5選手、出場停止5選手と合計10選手を欠いたヘタフェで、5試合ぶりに出場した柴崎は2ボランチの一角としてプレー。前半はボールが回ってこないこともあり存在感を欠いたが、後半には絶妙なスルーパスを通すなど、随所で光るプレーを見せている。
決定的な活躍を見せたのは88分。柴崎はラス・パルマスの中盤底に位置していたMFハビ・カステジャーノが受けたボールを、狡猾にも後方から奪取してFWホルヘ・モリーナにつないだ。そしてモリーナのパスをペナルティーエリア内で受けたFWアンヘルがネットを揺らしている。
抜け目ないプレーで決勝点を演出した柴崎。スペインのスポーツ紙『アス』の採点で同選手は、アンヘルのこの試合単独最高点となる3点満点に次ぎ、GKビセンテ・グアイタと並ぶ2点を付けられた。また同紙はヘタフェ選手の個別評価で、日本人MFについて次のように記している。
「前半のように走るために走ることを止め、創造性を引き受けた後半は華麗なパフォーマンスを見せた。ボールを奪って決勝弾の起点となっている」
なおヘタフェは次節、本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスに強豪アトレティコ・マドリーを迎える。
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