今夏に鳴り物入りでレアル・マドリーに加わったブラジル人FWヴィニシウスが、同クラブのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャで公式戦デビューを果たした。
移籍金4500万ユーロでフラメンゴからレアル・マドリーに加入した18歳ヴィニシウス。レアル・マドリー上層部はトップチームを率いるジュレン・ロペテギ監督に積極的に起用することを求めているようだが、同指揮官は慎重に扱っていく方針を貫いており、いまだ公式戦では起用していない。ロペテギ監督は「ヴィニシウスは私たちと一緒に練習するが、トップチームの試合に招集しないときには、カスティージャでプレーする」とその方針を明言している。
そして26日のリーガ2部B（実質3部）第1節カスティージャ対ラス・パルマス・アトレティコの試合で、ヴィニシウスは先発出場を果たした。カスティージャ本拠地アルフレド・ディ・ステファノの選手紹介アナウンスでヴィニシウスの名が呼ばれると、一際大きな歓声が上がっている。
ヴィニシウスはこの試合の前半、ミドルシュートを放つなどしたものの、チームメートと連係が取れずに期待されたような輝きを見せられない。後半になって得意のドリブルを披露するなど少しだけ存在感を増したが、73分に交代でピッチから下がっている。なおカスティージャは前半にセオアネ、フランチェがゴールを決めて2−0で勝利した。
ヴィニシウスがレアル・マドリーで輝くためには、まだ時間が必要なようだ。
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