ニースに所属するイタリア代表FWマリオ・バロテッリについて、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が特集記事を組んだ。「イタリア…バロテッリが今、重荷に」との見出しを付け、7日のポーランド戦での出来を酷評した。
バロテッリは7日、ネーションズリーグのグループリーグ第1節ポーランド戦に先発出場し、代表の公式戦に4年ぶりに復帰した。だが、試合はホームながら1-1のドローに。同紙は指揮官ロベルト・マンチーニが昨シーズンのセリエA得点王であるFWチーロ・インモービレやトリノの主砲FWアンドレア・ベロッティをベンチに置き、バロテッリをスターティングメンバーに選んだのは、「誤った選択」であると指摘。バロテッリがコンディション不良であったことに加えて、戦術面で足かせとなっていると主張している。
「ここ10年にわたり大きな誤解がある。マリオ・バロテッリはフェノーメノ(怪物)ではない。別の“頭”や“心”がついていて、自身について違った“考え方”ができていれば、そのようになれたのかもしれない。確かにマリオはフィジカル的にはモンスターだ。アスリートとして恐るべき能力を備えている。それに素晴らしい技術もある。だが戦術面では乏しい。非常に乏しいのだ」
このことから伊紙はバロテッリの代表招集に踏み切ったマンチーニの選択を非難している。「彼の年齢の選手が監督の恩情によって代表に復帰するなどありえない。ましてや長らく公式戦から遠ざかっていた選手だ」と続けた。
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