4位札幌と5位神戸の命運分かつ直接対決。ACL圏内近づくのはどちらだ

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ACL圏内となる3位まで間近に迫っている札幌と神戸。上位対決を制してさらなる浮上を実現するのはどちらか?

明治安田生命J1リーグ第25節の北海道コンサドーレ札幌とヴィッセル神戸の一戦が9月1日に札幌ドームで開催する。

その差は2ポイント。4位と5位の直接対決はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)圏内浮上を実現するうえでどちらも落とせない戦いとなる。

■札幌のキーマンは3戦連発中の都倉賢

札幌は現在4試合無敗の2連勝中。その連勝した2試合はいずれもリードされながら試合をひっくり返す力強いゲームを見せている。前々節はFC東京と対戦。前半に2点を許す苦しい展開も都倉賢のダイビングヘッドで反撃の狼煙を上げると、白井康介の強烈な一撃ですぐさま同点に。そして72分、チャナティップが豪快なミドルを沈めて逆転。2点ビハインドをひっくり返して白星をつかんだ。

その勢いはとどまることを知らない。清水エスパルスと対戦した前節は、セットプレーから宮澤裕樹の不運なオウンゴールで先制を許しながらも、36分にその宮澤が名誉挽回の同点弾。後半に入るとミハイロ・ペトロヴィッチ監督はマエストロの小野伸二が途中投入されると、早速存在感を発揮。中盤でボールを受けると、前線の都倉にラストパスを出し、逆転ゴールをお膳立て。こちらもFC東京戦に続いて勝負強さをまじまじと見せつけた。

気づけば、ACL出場圏獲得となる3位以内へわずか3ポイント。負けない力、逆境を跳ね返す力を兼ね備えた今の札幌には、対戦成績で5勝4分10敗と大きく負け越す神戸に勝機は見いだせるはずだ。

2017年のJ1復帰後、3戦3敗と神戸を苦手とする札幌。ロシアW杯中断前の5月20日に行われた前回対戦ではウェリントンの2ゴール2アシストに沈み、0-4の大敗を喫した。今回の戦いはそのリベンジを果たす意味合いも含まれているだろう。

札幌の注目プレーヤーはなんといっても都倉だろう。現在3試合連続ゴール中で絶好調の32歳ストライカーは、キャリア初のJ1二桁得点をマーク。「難しかった。厳しかった。辛かった」。高い壁を乗り越えるために苦難の連続だった。

それでも「最高の仲間に支えられてようやく自分の壁のぶち壊せた!」と、個人目標を突破した勢いは伊達ではない。「これからも自分に従ってチームの為に全てを注いでいくぞ!!!その先にACLはあるよね?!オールコンサドーレの力で」と自身のインスタグラムでACL出場も視野に入れた戦いを示唆している。そして、古巣・神戸との一戦もまた、札幌の9番にとっては特別な戦いであり、試合への意気込みも並々ならぬものがあるだろう。

前節出場停止だったチャナティップが戻ってくること、FC東京戦でJ1初ゴールを挙げた白井が波に乗っていることも神戸撃破へ重要なピースとなる。アンドレス・イニエスタ&ルーカス・ポドルスキの強力コンビをどう抑え、攻めに転ずるのか。神戸コンビに匹敵する攻撃力をホームで見せつけたい。

■神戸はそれぞれの特徴を生かした戦いを

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対する神戸は3戦無敗で迎えた前節、ホームで横浜F・マリノスに完敗。試合はバルセロナの育成組織出身であったイニエスタと横浜FMの久保建英の対決に注目が集まった。最終ラインから最前線までコンパクトな陣容を組み、ポゼッションを握りたい横浜FM相手にサイドから崩すことを試みた。

後半にはティーラトンが入ったことで計7カ国の選手が同じチームでプレーすることが実現。後半にウェリントンのシュートがポストを直撃する不運に見舞われると、直後に一瞬の隙を突かれて久保にJ1初ゴールを叩き込まれた。その後、神戸は高さのある長沢駿を投入して猛反撃を試みたが、終盤に仲川輝人に痛い一撃を食らい勝負あり。リーグ4試合ぶりの黒星を喫してしまった。

22日の天皇杯でもサガン鳥栖に完敗を喫しており、決して良い流れで札幌へ向かえるとは思えない。しかし、こんなデータもある。データサイト『Opta』によると、神戸はアウェイ戦直近5試合でわずか1敗(3勝1分)であり、このうちの3勝はすべて無失点に抑えている。

さらに今季、イニエスタが出場した試合と欠場した試合では平均パス数で約40本、パス成功率に約3%の差が生まれている。(出:585本、86.3%→欠:541本、83.6%)。類まれなボールコントロールと、両足から繰り出される正確なパスは、神戸の大きな武器となりつつある。

前々節の湘南ベルマーレ戦では、イニエスタの正確な対角線のクロスから長沢が得意のポストプレーで落とし、中盤から走り込んでいた三田啓貴が先制点を叩き込んだ。まさに教科書通りの爽快なこのゴールにあるように、それぞれの特徴を生かしたプレーで連携が取れれば、ゴールは奪えるはず。キャプテンのポドルスキを含めた多彩な攻撃陣でアウェイでの札幌決戦をモノにしたい。

上位に残るためには負けられない戦い。まさに激戦必至。札幌ドームで歓喜の輪を作るのはどちらのチームか。試合は1日14時にキックオフを迎える。

■J1第25節 試合日程

8/31(金)
19:00 V・ファーレン長崎 vs 湘南ベルマーレ(トラスタ)

9/1(土)
14:00 北海道コンサドーレ札幌 vs ヴィッセル神戸(札幌ド)
18:30 横浜F・マリノス vs 柏レイソル(日産ス)
19:00 ベガルタ仙台 vs 清水エスパルス(ユアスタ)
19:00 浦和レッズ vs セレッソ大阪(埼玉)
19:00 ジュビロ磐田 vs 名古屋グランパス(ヤマハ)
19:00 ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ(吹田S)
19:00 サンフレッチェ広島 vs 鹿島アントラーズ(Eスタ)

9/2(日)
19:00 FC東京 vs サガン鳥栖(味スタ)

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