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“161センチの小兵”が躍動!横浜FM・仲川輝人、苦難乗り越えトリコロールの主軸に

「腐らずにやるだけだと思っていた」

いま、横浜F・マリノスで161センチの小柄なアタッカーが躍動している。

横浜FMは19日に行われた明治安田生命J1リーグ第15節でV・ファーレン長崎に5-2と逆転勝ち。この試合でFW仲川輝人は2ゴールの活躍を見せ、チームの4試合ぶりの白星獲得に大きく貢献した。

開口一番に「自分としては点を取れる気はしてました」と語った仲川。その要因として「前半からチャンスを作れてましたし、後半も続けていけば点は取れると思っていました」と振り返った。

1点目は60分だった。ルーキーの山田康太が右サイドで突破を図ると、グラウンダーのクロスを供給。「マイナスで構えて準備はしておいた」と仲川がこぼれ球に反応してゴールに押し込んだ。

「あの点からチームが活気づいて盛り上がった」と値千金の同点弾のシーンを回想した仲川は、勢いそのままに直後の67分、右サイドでボールを受けると、中にカットインして左足を勢いよく振り抜いた。「ちょうどDFが二人つられたので、左足でしたけど『思い切って振り抜いてみよう』と思って打ったら良いところに飛びました」としっかりとコースを狙ったシュートは、ゴール右隅に吸い込まれ、逆転に成功した。

横浜FMはその後に2点を加点し、終わってみれば5-2の大勝。後半のゴールショーで、4月28日の第11節・鹿島アントラーズ以来のホーム白星を挙げた。

仲川はこれで今季リーグで3ゴール目をマーク。シーズンの初めは「まずケガをしない目標を立ててキャンプを始めた」ことを明かし、「その面では目標は達成できている」と自信を漲らせた。

それでも当初はなかなか出場機会を得られなかった。専修大学から2015年に横浜FM入りするも、満足のいく出場機会を得られず、J2のFC町田ゼルビア、アビスパ福岡へと武者修行を積んだ。「腐らずにやるだけだと思っていた」。そして、満を持して復帰した今シーズン。第9節の湘南ベルマーレ戦でリーグ今季初出場を果たすと、第10節の北海道コンサドーレ札幌戦では初先発。第13節から今節に至るまでは3試合連続でスタメン入りを果たしている。

「このマリノスのサッカーは見てて楽しいし、それに自分が加われるように」と虎視眈々とチャンスを窺っていた。そして「ルヴァンでチャンスをもらったときに、結果を出して良いパフォーマンスもできたので、それがリーグ戦にもつながっている。なので、中断しますけど、ケガをせず、パフォーマンスを落とさずにやっていきたい」と力を込めて語った。

「チームから求められているハードワークというのも怠らないようにしたい。それをどん欲にやれば監督が目標に掲げていた優勝も見えてくる」

そう言って後半戦の逆襲を誓った仲川。161センチの小柄なアタッカーが、立ちはだかる壁を何度も乗り越え、トリコロールで本領を発揮し始めている。

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