2018-05-13-sapporo-ken tokura(C)J.LEAGUE

11戦無敗、3位・札幌の都倉賢「日本人の特性に合っている」…ミシャ監督を称賛

明治安田生命J1リーグ第14節が13日に行われ、2位・FC東京と3位・北海道コンサドーレ札幌が味の素スタジアムで対決。試合はスコアレスドローに終わった。J1第14節を終えて札幌は7勝5分け2敗で3位をキープ。さらに11試合負けなしと好調を維持している。

「ベストな結果ではなかったですが、内容を考えればベター。アウェイで勝ち点1を取れたことはポジティブに捉えたい」

そう切り出した札幌FW都倉賢は、記者陣の取材に対して15分以上、好調の要因などを語った。

「90分間、1つのミスもミスも許されない状況で、クオリティーを保てたことにチームの成長を感じます」と語る都倉。チームの成長には、今季よりミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任した影響が大きいようだ。

「(J1昇格初年度の)昨季はがむしゃらに戦っていましたが、そこから1個ステージが上がったと思います。上位に位置することで、良い意味で立ち振る舞いが変わった。ミシャ監督も『アップから悠々と胸を張っている。強いチームはそういうところから始まっている』と常に言っています」と、誇りを持ってピッチに立てていると語る。

さらに「GKを含めた後方の6枚が安定することがサッカーの基本」と語り、「ビルドアップする時間は確実に長くなっている」と、昨季のリアクションサッカーから能動的なサッカーへの転換に手ごたえを示した。

また、練習におけるインテンシティーの上昇、ピッチ上で何をやるべきかがオートマチックに決まっている点、最終的には個人のキャラクターが臨機応変につながっている点などを挙げ、ミシャ監督を「日本人の特性にすごく合っている」と称賛した。

リーグ戦は次節、20日にアウェイで行われるヴィッセル神戸戦を最後に、ロシアW杯による中断期間を迎える。都倉は「チャナ(チャナティップ)、ジェイ、僕の3人でもう少し距離感を良いオーガナイズできたら良かった」とFC東京戦の反省点を挙げ、中断期間で「まだまだ成長していくことで、3人の一体感がより生まれるようにしたい」と抱負を述べた。

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