鹿島アントラーズが26日、DF三竿雄斗が大分トリニータへ完全移籍することを発表した。
三竿雄は湘南ベルマーレでプロデビュー。5シーズンを過ごした後、2017年に鹿島へとステップアップした。弟の健斗も鹿島に所属しており、健斗は主力としてリーグ3位、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に大きく貢献。さらに、森保一監督率いる日本代表にもコンスタントに招集されている。一方で兄の雄斗は、2シーズンでリーグ戦3試合の出場にとどまり、新天地を求めることになった。
三竿雄自身、ケガ、病気もあり、苦しい2年間だったと振り返る。
「鹿島アントラーズに関わる全ての皆様、2年間ありがとうございました。そして、チームの力になることが出来ずに申し訳ありませんでした。鹿島での2年間の大半の時間は怪我、特にグロインペイン症候群との戦いでした。完治したと思ったら再発を何度も繰り返し、先が見えない中で何度も心が折れそうになりましたが、鹿島のユニフォームを着てピッチに立ち、勝利に貢献することを目標に必死にもがいてきました。残念ながら、ピッチでチームに貢献することは出来ませんでしたが、素晴らしい選手、スタッフ、サポーターの方々と2年間共に過ごせて幸せでした。特に、メディカルスタッフには自分のわがままをたくさん聞いてもらい、必死に治療に当たってもらって感謝してもしきれません」
「しかし、きっとこの苦しい期間が自分の人生にとっては必要な時間であり、今後飛躍するための糧になると信じています。自分にはまだまだたくさんの目標がありますし、まだまだ成長出来ると思っています。これからも鹿島アントラーズがたくさんのタイトルを取り続けることを心から祈っています。本当にありがとうございました」
新天地に選んだのは新シーズンよりJ1に昇格した大分。三竿雄は再起を期すことを誓った。
「はじめまして、鹿島アントラーズより加入することになりました三竿雄斗です。このような素晴らしいクラブに加入することが出来て大変光栄ですし、感謝しています。これまでの人生、何度も苦しい時期があり、その度に必ず這い上がってきました。鹿島ではピッチで自分の力を示すことができませんでしたが、ここからもう一度這い上がれると確信しています。大分トリニータの勝利のため、全身全霊で戦いたいと思います。よろしくお願いします!」
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