2018-08-28-kashima-tianjin-uchida(C)KASHIMA ANTLERS

鹿島、セルジーニョ来日初ゴール!天津権健との前半90分は満足の結果に/ACL準々決勝第1戦

■ジーコの叱咤激励に発奮したブラジル人選手

ホームのカシマスタジアムに、中国の天津権健を迎えてのAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦は、鹿島アントラーズにとって、満点の結果に終わった。

序盤から押し込み、前半こそ0-0のスコアレスに終わったが、後半に入り60分、MFレオ・シルバの先制弾、そして72分には今夏加入したFWセルジーニョの豪快ミドル弾で2-0と完封勝利を飾った。

「鹿島がまだ手にしていないタイトル。これを獲るために戻って来たようなもの」

以下に続く

クラブの悲願であるアジア制覇へ向け、残り6試合。その初戦となる準々決勝第1戦を前に久々の先発出場が濃厚となった内田篤人は力強く語った。

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試合前々日のチームミーティングでは、ジーコ・テクニカルディレクターの怒声がクラブハウスに響き渡った。「クラブ全体として非常に強い気持ちを持っている」。前日会見で大岩剛監督が語ったように、クラブ全体が悲願に対する思いをあらためて共有した瞬間だった。

ジーコの厳しい叱咤激励に対し、最も発奮したのが、レオ・シルバ、セルジーニョのブラジル人コンビだった。「蘭堂さん(通訳)を通してもぐわっと来るのに、レオやセルジは直接分かっちゃうから、こっちよりもすごいんだろうな」とゲームキャプテンを務めた遠藤康が語るように、序盤から圧倒的な勢いで天津権健を追い込んだ鹿島の中心には、このブラジル人コンビがいた。

しかし攻め込みながらも、前半はスコアレス。内田は「攻め込んでも、いい時間帯に点が取れなかった。一瞬、負けパターンかと嫌な思いもよぎった」と言う。

■アウェイゴールを奪われず、見事な完封勝利

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しかし昨晩の鹿島には強い意思があった。後半に入っても攻めの手を緩めず、先ずは60分、レオ・シルバが値千金のゴールを決める。ペナルティーエリア左側でこぼれ球を拾った山本脩斗が浮き球を送ると、エリア手前から遠藤が頭で左前方へ。そこへ走り込んでいたレオが迷うことなく右足を振り抜き、強烈なボレーシュートでついに先制する。

その後、ロングボールを多用しながら前に出る天津権健に対し、その後方の広大なスペースをうまく利用し、鹿島が何度も相手ゴールへ迫る。そして72分、ACL初出場を果たしたセルジーニョが敵陣中央で前を向くと、得意の左足を一閃。このセルジーニョの来日初ゴールで鹿島が2-0とリードを広げた。

その後、パワープレーをしかけアウェイゴールを何とか奪おうとする天津権健に対し、鹿島はチーム全体で動じることなく、守り抜く。第1戦をホームで2-0と複数得点差で勝ち切った意味は極めて重い。

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「もっと早い時期に取って、チームに貢献したかった」と自身の初ゴールに喜びよりも先に反省の弁を述べた背番号18。「穏やかだけど、積極的にコミュニケーションを取ってくれる。すごくやりやすい」と前線でコンビを組む鈴木優磨も絶賛する。

「自分の特長を出せた。でもこれは自分1人で取ったものではありません。チームメート、スタッフ、クラブ全体の支えがあってこそ、自分の力を出せたと思います」

殊勲の23歳ブラジリアンレフティーは、謙虚に答えた。

“前半90分”を理想的な形で戦い抜いた鹿島。残りの”後半90分”は来月18日、アウェイゲームとなる。悲願のため、鹿島はクラブ一丸となって戦い続ける。

■その他、ACL準々決勝第1戦 鹿島 vs 天津権健の詳細・選手コメントは、鹿島アントラーズ公式サイトで!

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