鹿島がACL初の決勝へ！FWセルジーニョに対してジーコがかけた言葉「負けたら何の意味もない」

鹿島アントラーズは24日、AFCチャンピオンズリーグ準決勝第2戦で水原三星と対戦。試合は3-3で引き分けたが、2戦合計6-5とし、初のファイナル進出を手にした。大切な一戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたFWセルジーニョが、試合後のインタビューに応えた。

「本当にチーム全員で、チームメイトのおかげで点を取ることができましたし、スタッフも最善の努力をしてくれた。これで決勝の舞台に立てる。切符を手にしたわけであって切符を手にするだけではなくて、トロフィーを手にするためにまた全員で戦っていきたいと思います。神に感謝したい」

決勝点となった3点目については「鈴木選手が競りにいって、こぼれてくれと思いで入っていったら本当にこぼれてきた。トラップが上手くできて、神様コースのシュートを決めることができた。みんなの気持ちが入ったシュートだった」と振り返った。

「単純にただ落ち着いてやるということをみんなお互いに声をかけて、同点に追いつけば自分たちのチャンスになるわけであって、それが果たせることができて非常に良かった」

7月からテクニカルディレクターを務めるジーコからの誘いで鹿島に加入したセルジーニョ。“サッカーの神様”にはトロフィーを手にできなければ何の意味もないと言われていた。

「彼（ジーコ）に声をかけてもらって、ここに来ることを決めましたし、チームメイトにも大きな自信を与えてくれますし、決勝に行って負けたら何の意味もないと言われているので、全力を尽くしてトロフィーを手にすることができればなと思います」

鹿島は決勝でイランのペルセポリスと対戦。第1戦は11月3日にホームの県立カシマサッカースタジアムで行われ、10日に第2戦がアウェイで開催される。