DFBポカール1回戦でメンバー外となったMF香川真司の状況について、イギリスに本部を置くメディア『90MiN』が分析している。
今季からルシアン・ファーブル監督が就任したドルトムント。新体制初戦となったDFBポカール1回戦ではグロイター・フュルトと対戦したが、2部相手に苦しみ続ける。延長後半にマルコ・ロイスが逆転弾を挙げてなんとか勝利したが、課題の多く残る結果となった。
この一戦では、香川はメンバー外に。地元紙『ルール・ナーハリヒテン』では負傷も伝えられていないため、指揮官の構想外という可能性も高まっている。
そんな中、『90MiN』は香川の状況について分析。今季はベンチ要員となる可能性が高いと指摘している。
「シンジ・カガワのプランはかなり不確かなものだ。ファーブルはテストマッチで4-3-3を採用し、2人をハーフスペースに配置。しかし、真の“10番”が欠けていた」
「攻撃的MFのカガワは柔軟性が欠けており、それが問題となっている。3つの中盤の選択肢に入っておらず、ファーブルは“8番”の役割はカガワよりゲッツェを考えているようだ」
「29歳のカガワは、経験豊富でクリエイティブな選手として、交代要員と今季はプランニングされている可能性が高い。これはこの日本人がすでにやっていた役割だろう。なぜなら、彼は直近2シーズンのブンデスリーガ出場は平均して20試合前後。だが、スコアラーとしては常に効果的であった」
この分析通りであれば、香川は今季ベンチスタートがメインとなる。トルコのベジクタシュからの関心が騒がれる29歳の日本代表MFだが、ドルトムントで戦うことを選択するのだろうか。
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