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香川&大迫弾でGL突破へ最高のスタート!日本代表、コロンビア撃破で南米勢に初勝利/W杯グループH第1節

■ロシアW杯グループH第1節 コロンビア 1-2 日本

コロンビア:キンテーロ(37分)
日本:香川真司(6分)、大迫勇也(73分)

ロシア・ワールドカップは17日にグループHの初戦が開催。コロンビアと日本の一戦は、2-1で日本が勝利した。

ついに幕を開けた4年に一度のフットボールの祭典。日本代表は、大会2カ月前に指揮官交代を敢行。多くの話題を呼びながらも、西野朗監督体制で大会に望むことを決断した。ガーナ、スイスとの親善試合では0-2と敗れ本大会へ不安も広がっていたが、大会前最後の試合となったパラグアイ戦では4-2と勝利。良い雰囲気のまま、大事な初戦を迎えた。

以下に続く

過去最高成績であるベスト16突破をかけて挑むロシア大会初戦の相手は、コロンビア。前回大会グループ最終節で1-4と完敗を喫し、敗退を余儀なくされた因縁の相手だ。

グループ突破のため、そして4年越しのリベンジをかけて臨む大一番。西野監督は4バックシステムを採用。パラグアイ戦で2ゴールを挙げた乾貴士、1ゴール2アシストを記録した香川真司が先発。守護神はベテランの川島永嗣、4バックは酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都。中盤は長谷部誠と柴崎岳がコンビを組み、2列目は原口元気、香川、乾。1トップには大迫勇也が入った。注目された本田圭佑はベンチスタートとなっている。

一方、前回大会ベスト8、FIFAランキング16位の強豪コロンビアでは、エースのラダメル・ファルカオが先発。GKダビド・オスピナやDFダンビンソン・サンチェスら主力も軒並み名を連ねた。しかし、注目のハメス・ロドリゲスはベンチスタートとなった。

試合開始直後、日本はコロンビアに前線から激しいプレッシャーをかけていく。

すると2分に大きなチャンスが。カウンターの場面で、自陣から香川が前線にアバウトにボールを蹴ると、大迫が相手DFと体を入れ替えてマイボールに。一対一の場面はGKに止められてしまったが、詰めた香川がダイレクトシュート。これをC・サンチェスが手で止め、日本がPKを獲得する。C・サンチェスは故意のハンドで一発退場となった。

迎えたPKのビッグチャンスで、キッカーを務めるのは香川。4年前の雪辱に燃える背番号10は、落ち着いて真ん中に蹴り込んだ。開始序盤で、日本は1点のリードと数的有利を手にすることとなった。

先制後も、日本は前線からプレッシャーをかけていく。しかし、クアドラードやキンテローなどに個人で剥がされ、アタッキングサードへの侵入を許してしまう。11分に与えたFKでは、ファルカオにエリア内で合わされたが、GK川島が落ち着いてキャッチした。

開始早々の退場判定により、試合は激しいチャージの応酬となる。14分に中盤高い位置でボールを奪った日本は、香川のラストパスから乾がシュート。しかし、フリーで放ったシュートは枠を外れた。

失点後、前に出てくるコロンビアに対し、日本はカウンターをねらう。左サイドの乾が何度もDFラインの裏へ飛び出す動きで駆け引きする。数的不利のコロンビアは、相手がボールを保持している場面で前からプレッシングにこれず、日本が落ち着いてボールを回していく。

この展開に、コロンビアはたまらず前半に選手交代。ペケルマン監督は30分、右サイドのクアドラードを下げ、バリオスを投入した。それでも決定機を作るのは日本。31分、大迫が前線からのプレッシャーでボールを奪い返すとそのままシュート。しかしこれは枠を捉えない。その後ファルカオの抜け出しからボレーを放たれたが、ここはGK川島がキャッチしている。

良い展開が続いていたが、37に失点。39分、ゴール前で長谷部がファールを犯してゴール前でFKを与えてしまう。キッカーのキンテーロは、ジャンプした壁の下をねらい、川島は弾ききれず。コロンビアが同点に追いつく。

ここ数試合セットプレーからの失点が続く日本は、本大会でもセットプレーからゴールを許す展開に。前半はこのまま終了。日本は、香川のPKで先制&数的有利を手にしたが、終盤のFKで同点に追いつかれて折り返した。

後半立ちあがり、日本は落ち着いてボールを回す。相手ボール時には素早く前線からプレッシャーをかけ、主導権を渡さない。53分には、香川のスルーパスを受けた大迫がエリア内で反転しシュート。ここはGKオスピナに弾かれた。56分にも、乾がカットインから右足で巻いたシュートを放つが、ここもオスピナが立ちはだかる。

すると、逆転したいコロンビアは、先制点のキンテーロに代えてハメス・ロドリゲスを投入。国民の期待を一身に背負う10番の登場を、コロンビアサポーターは大歓声で迎えた。

それでも、主導権は日本。60分、柴崎の浮き球のパスに反応した酒井宏が抜け出しシュートを放つ。プレッシャーにこれないコロンビアに対し、日本はゆったりとしたボール回しでゲームを作る。

しかし、なかなか勝ち越し弾を決められない展開に。西野監督は68分に先制弾の香川を下げ、ついに本田をピッチに投入。背番号4に勝利につながるゴールを託す。対するコロンビアは、イスキエルドに代えてバッカを投入。リスクを犯して攻めに出る。

73分、ゴール前の連携から本田が酒井へ展開。クロスは大迫が収めると、エリア内に侵入した酒井がシュートもここはブロックに阻まれる。

だが、これで得たCKからついに勝ち越し弾が生まれる。本田のFKから、競り勝った大迫がヘディングで押し込んだ。主導権を握る日本は、大きな大きな2点目を奪う。

リードを奪った日本は、疲れの色が見えるコロンビアに対し冷静にボールを回す。しかし、本田のパスミスからCKを与えてしまうと、一度は跳ね返すがその展開から、エリア内でハメスにシュートを許す。ここは大迫が体を張ったブロックで防いだが、CKの流れから何度もピンチを迎える。

80分には日本にアクシデント。中盤でボールをさばいてリズムを作っていた柴崎がプレー続行不可能に。西野監督は、山口を投入。84分には、足を痛めた大迫に代えて岡崎を投入し、最後のカードを使い切る。

途中出場も良い場面を作れないハメスは、フラストレーションをためて後ろからファール。イエローカードが提示される。

その後、スコアは動かず。日本代表は、グループ突破へ大きな大きな勝ち点3を獲得。南米勢に初勝利を挙げた日本。W杯初戦で勝ち点をとった場合グループ突破率は100%と、縁起の良いデータも。初戦で素晴らしい結果を手にした。

この後、日本は24日にセネガル、28日にポーランドと激突。コロンビアは、24日にポーランド、28日にセネガルと対戦する。

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