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開催国ロシアに敗れたスペイン、監督イエロは「11人が引いて守るチームとの試合は難しい」

1日にロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、スペインはロシアと1-1で引き分け、PK戦で敗れた。フェルナンド・イエロ監督は、引いて守るロシアを最後まで崩し切れなかったことを悔やんでいる。

圧倒的なポゼッションを記録しながらもロシアの堅守によって1-1からスコアを動かすことができず、PK戦で敗退に追い込まれたスペイン。試合直後にスペイン『テレ・シンコ』とのインタビューに応じたイエロ監督は、「11人が引く相手」から得点を奪うのが困難を極めることを強調した。

「思うに私たちはかなりのチャンスを手にし、エリア内からかなりのシュートを放った。こういう試合は、11人が引いて守る相手を崩すのは簡単ではないということだ」

「チームはその成熟ぶりを示した。試合が必要としていることを理解してね。延長戦には、もう一人ストライカーを投入してダイナミズムを加えた。くじ引きであるPK戦には、もつれ込みたくなかったんだ」

今大会のスペインの攻撃方法が単調であったとの見解もあるが、イエロ監督は真っ向から否定する。

「チャンスを生み出すキャパシティーがなかったとは思わない。私たちは右サイド、左サイドから攻撃を仕掛けた。W杯は難しいもので、引き分けとなるまでは良いプレーを見せていたのだが……。私たちは相手のトランジションを抑えることに成功していた」

また、グループステージでは全試合でスタメンに名を連ねていたMFアンドレス・イニエスタを、この試合でベンチスタートとした理由について問われると、次のように説明した。

「選手個人について言及したくはない。アンドレスは模範的な振る舞いを見せていたし、ピッチに立っても模範的だった。彼こそが真のプロフェッショナルだ。そして決断を下す役割を務めるのが、私ということなんだよ」

W杯開幕直前にジュレン・ロペテギ現レアル・マドリー監督が解任となり、その代わりにスペインの手綱を握ったイエロ監督。自身の去就についての質問には、こう返した。

「今はどうでもいいことだ。現在はサポーターや選手たちと痛みを分け合うときなんだよ。この選手たちを指揮できたことは喜びだった」

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