■DFBポカール決勝 バイエルン 1-3 フランクフルト
バイエルン:レヴァンドフスキ(53分)フランクフルト:レビッチ(11分、82分)、ガチノヴィッチ(90+6分)
現地時間19日、DFBポカール決勝戦が行われ、長谷部誠の所属するフランクフルトはバイエルンに3-1で勝利し30年ぶりとなる優勝を飾った。フル出場した長谷部はボランチで守備に奮闘し、終盤は最終ラインの位置でプレーしながらもタイトル獲得に貢献している。
2年連続でファイナリストとなったフランクフルトだが、長谷部は昨年ケガで決勝を欠場しており、チームも香川真司の所属するドルトムントに敗れた。今シーズンも圧倒的な強さでブンデスリーガを制し6連覇を達成したバイエルンは、昨シーズンの悔しさを晴らすには絶好の相手といえる。
一方、国内二冠を狙うバイエルンにとって、ユップ・ハインケス監督が指揮を執る最後の試合であり、もちろん勝利で送り出そうというモチベーションは高い。また、フランクフルトのベンチには来シーズンからバイエルンの指揮を執るニコ・コヴァチ監督がいるという点も、この決勝戦をより興味深いものとさせていた。
最初のチャンスはバイエルン。8分、ペナルティーエリア手前左からのFKをリーグ得点王のロベルト・レヴァンドフスキが直接狙うも、クロスバーの下を叩いて外れる。
直近のリーグ戦では4-1で勝利しているバイエルンがこの日も優位に試合を進めるが、11分に先制したのはフランクフルトだった。ハメス・ロドリゲスから高い位置でボールを奪い、ケヴィン=プリンス・ボアテングのラストパスに抜け出したアンテ・レビッチが冷静にゴールネットを揺らした。
1点を追いかける展開となったバイエルンは17分、ハメスの左サイドからのFKをトーマス・ミュラーが頭で合わせるもわずかに右へ。25分には流れるようなカウンターからミュラー、フランク・リベリとつなぎ、抜け出したレヴァンドフスキのシュートは角度に欠けゴール右へとわずかに外れる。
前半70%を超えるボールポゼッション率に対して、それほど多くの決定機を作れなかったバイエルン。ハーフタイム中に焚かれた発煙筒の影響で遅れてキックオフされた後半、追いつきたいバイエルンが猛攻を仕掛ける。
迎えた53分、右サイドを抜けたヨシュア・キミッヒの折り返しをレヴァンドフスキがゴール右隅へと流し込み、バイエルンが同点に追いつく。
畳み掛けるように攻めるバイエルンはチアゴ・アルカンタラに代えてコランタン・トリッソを投入。69分にはそのトリッソがキミッヒからの折り返しをペナルティーエリア中央で受ける。しかし、ここは長谷部がかろうじてクリアし、ピンチをしのぐ。
直後にはミュラーに代えてキングスレイ・コマンを投入し、攻めるバイエルンだが、80分にキミッヒの右CKをマッツ・フンメルスが合わせるもクロスバーに嫌われる。
すると82分、中盤でボールを奪い、ダニー・ダ・コスタがすかさず前線にロングパス。これに呼応したレビッチが頭でボールを持ち出し、併走していたフンメルスとニクラス・ズーレを抜き去ってGKウルライヒも破りフランクフルトが逆転に成功。一度はハンドが疑われてVARが入ったが、無事にゴールが認められてフランクフルトサポーターは狂喜乱舞した。
これでフランクフルトのやるべきことは一つ。バイエルンの猛攻に対し、全員守備で耐える時間が続く。終了間際には、ペナルティーエリア内でハビ・マルティネスに対するファールがあったのではないかというVARが入ったが、PKの判定はなし。最後はGKウルライヒも上がってのCKを奪われ、カウンターからミヤト・ガチノヴィッチが決めて勝負あり。フランクフルトが1988年以来30年ぶりのポカールタイトル獲得を成し遂げた。
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