長友佑都が「伸びしろある」若手に提言。“ずる賢さ”がないと世界では戦えない

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長友佑都が若手に伝えたいこととは?

日本代表DF長友佑都が、13日のトレーニング後に若手へ伝えたいことを熱く語った。

ロシアW杯以来の代表入りを果たした長友。12日のパナマ戦はベンチスタートとなり、最後まで出場機会はなかったが、外から見たことで今の代表に足りないものを俯瞰して見れたという。

「見ていて気持ちよかったなと言うのが率直な印象」と述べつつも、「最終的な部分でミスが結構多かった」と課題を指摘。「やっぱり前に行って仕掛けてからのミスなので、これは本当に伸びしろがあるなって思いながら見てました」と続けた。

それはポジティブに捉えることではあるが、百戦錬磨のベテランは「相手が世界レベルになったり、ワールドカップのレベルになると、ミスを相手に与えてしまうと、結局失点につながるような部分が結構ある」と、自らの経験を踏まえたアドバイスを発した。

思い返せば、日本はロシアW杯のラウンド16でベルギーに2点を先行しながらも、最終的に試合をひっくり返され、2-3の逆転負けを喫した。一つひとつの判断ミスが命取りになることを長友は痛いほど理解している。

「そこはやっぱり修正していかなければいけないし、自分自身が伝えていきたい部分でもありますよね、その厳しさっていうのは」

さらに、長友は球際の激しさについて持論を展開。より激しさを持つ分、ファウルというリスクがついてくる。危険な位置にフリーでボールを持たせれば、危ない。だからといって球際に激しくいくと、危険な位置でのセットプレーを許してしまう。その難しい駆け引きをどう対処するのか。長友は次のように話す。

「それは試合の流れだったり時間帯、あとは場所ですよね。どこでファウルをするのか。まあ試合の始まりでよく南米の選手たちは初めに威圧するじゃないですけど、ガツンと行ってファウルをする。危険な場所ではないところでファウルをして、相手にこいつ来るなって思わせると言うか。(ハビエル)サネッティとか、(ワルテル)サムエルとか、(エステバン)カンビアッソは、僕がインテルにいた時、『まず最初に行け』と、よく言ってました。『最初に間空けるな』と。そういうところのずる賢さは、世界で戦ううえでやっぱり必要になってきます」

日本が8本の直接FKだったのに対し、パナマは21本もの直接FKを得ている。これについて
長友は「そこで高いレベルの選手たち、チームになるとセットプレーからやられる」と、セットプレーへの警戒心をもっと高めるべきとの考えを示し、「何でもかんでも突っ込んでボールをもらいにいってファウルを取られて、危ないところでファウルを取られてやられるっていう、その1点で勝敗が分かれることがサッカーにはある」と、経験者だから口にできる言葉でセットプレーの危険性を説いた。

「もう1月にはアジアカップがありますし、危険なところでファウルを与えるっていうのは、致命的になる」と危惧する長友。

「プレーだけじゃなく、精神的な部分の駆け引きも大事。特に海外選手になると日本人はフィジカルが弱いだとか、小さいだとかで、上から目線でなめてるところがある。そこでファーストプレーでいるぞ!とか、俺はここにいるぞ!というところを精神面でダメージを与えると駆け引きとか勝負は変わってくる。僕もイタリアとかでプレーしたり、代表でもプレーしてたりするので、そういう部分を若手には伝えていきたいですね」

長谷部誠や本田圭佑が引退した日本代表で、長友の役割はさらに重要となってくる。

「僕の立ち位置は別に変わらない」と前置きしながらも「長谷部さんのいい部分、圭佑のいい部分を僕が吸収して、パーソナリティを出していければと思います」と、先頭に立つ覚悟を示した。

4年後のカタールW杯は「終着点ではなく通過点」と語った長友。32歳のダイナモが森保ジャパンを高みへ導く。

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