明治安田生命J2リーグ第29節が18日に行われ、大宮アルディージャとアルビレックス新潟が対戦した。
昨季はJ1で対戦した両チーム。しかし、大宮は7位、新潟は19位とJ2の舞台で苦しむ。前回対戦では大宮が1-0と勝利している。
大宮は前回加入後初出場となった畑尾大翔が続けて先発。対する新潟は片渕浩一郎監督就任後2試合目で、メンバーを代えて矢野貴章、高木善朗などがスタメンに入り、一方で小川佳純や田中達也などがベンチスタートとなっている。
序盤、ゴールに迫ったのはアウェイの新潟。コーナーキックを続けて得て、波状攻撃を繰り出す。これを何とか耐えた大宮は同じくセットプレーで流れをつかむ。
19分、前線で富山貴光が体を張って得たFKを、ゴール右からマテウスが直接狙う。壁のないゴール左へ向かった無回転気味のボールはGKに阻まれることなく、見事にネットへと突き刺さり、大宮が先制点を奪う。
その後、新潟がボールを持つ時間が増えていくものの、大宮が締めるところはしっかりと締め、ホームチームが1点をリードして前半を終える。
後半に入り、最初にチャンスを作ったのは大宮。マテウスの単独の突破から、クロスを大前が合わせる。フリーでシュートを放つが、GKのセーブに遭い、惜しくも追加点は生まれない。
すると、ペースは新潟に。ボール支配率を高めながら、大宮へと圧力をかけていく。それでも、決定的なシーンには至らない新潟は小川佳純、田中達也を立て続けに投入し、交代策で流れをつかもうと試みる。
逆に大宮は72分に嶋田慎太郎を投入。すると嶋田がファーストプレーで右サイドからクロスを送ると、ファーで合わせたのは茨田陽生。頭でゴール右へと流し込み、貴重な追加点を挙げる。
その後も交代カードを切りながら、時計の針を進めた大宮。新潟は終了間際に渡邉新太のゴールで1点を返したが、大宮が何とか2-1で逃げ切った。連勝した大宮は勝点を47まで伸ばし、5位に浮上。再びJ1参入プレーオフ出場圏内に入ってきた。
■試合結果
大宮 2-1 新潟
■得点者
大宮：マテウス（19分）、茨田（72分）
新潟：渡邉新太（90＋3分）
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