日本代表MF遠藤航が西野朗新監督の人物像について語った。
日本代表は現在、オーストリアのゼーフェルトでロシアW杯に向けた事前合宿を行っている。西野監督の下、着々と準備を進めるSAMURAI BLUEは現地時間8日にスイスと、12日にパラグアイとの強化試合を行う。
遠藤は「長い遠征と言っても試合まで期間が短いので、基本的にサッカーのことしか考えていないです。特に感想もないというか、とにかくチームが上向きにしっかり準備できるように、日々練習からやっていくのと、雰囲気作りは大事だと思いますね」と、目先の大一番に向けて良い環境で調整できていると語る。
西野体制となってわずか2カ月だが、指揮官がチームに求めていることを選手たちは熟知している。遠藤自身は西野監督について「ハリルと比べたら穏やかな人」と前任のヴァイッド・ハリルホジッチ氏を引き合いに出しつつ「でも、サッカー観はすごく持っている方。やっぱりいろんな経験をされている。そんなに自分のやりたいことを前面に押し出す感じではないんですけど、選手の良さとかチームとしての良さをいかに引き出すか、というアプローチをしていると思います」と続けた。
西野ジャパンで新たに定位置争いを演じる身として「個人的にはしっかり練習からどのポジションでもしっかりアピールしていかないといけない」と強調。「2週間で何か個人的な能力が大きく変わるわけではないので、今までの自分の良さをしっかり出しながら、準備をしていくのが今の自分の立場を考えたら大事。練習で100パーセントやるのがチームにとっても自分にとってもいいことだと思います」
「もっともっとスタメンを争うぐらい実力を付けていかないといけないと思いますし、リオ組が中心になるぐらい個人の能力をつけたい」
2016年のリオ五輪でキャプテンを務めた遠藤。リオ世代の突き上げが新生・西野ジャパンに欠かせないファクターとなりそうだ。
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