1958年スウェーデン・ワールドカップにブラジル代表として出場し、優勝を経験した“マゾーラ”ことジョゼ・アルタフィーニ氏が23日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ブラジル代表やFWネイマールについて見解を示した。
80歳を迎えたアルタフィーニ氏は、フランスの優勝に終わったロシア・ワールドカップを振り返った。母国ブラジルは準々決勝へ駒を進めたが、ベルギーに1-2で敗れて大会を後にした。
「すでに2014年にドイツに1-7で敗れたときから、顔ぶれは微妙だった。今年は4年前よりも良かったのだが、他の国より劣っていて、優勝するには十分ではなかった。唯一の慰めは、フランス以外の他の伝統国も足踏みをしたということ。悲しいが、ファンタジーよりもフィジカルが物を言った」
続いてネイマールについても言及し、26歳のスターを擁護する一方、謙虚になるよう助言した。
「皆、彼の演技について話題にしたが、10回のうち8回は本物のファウルだった。残りの2回を大げさに表現したのは間違いだ。それでも彼の被ファウル数は多い。ベルギー戦では、色眼鏡で見られる中プレーしていてブレーキがかかっていた。あったはずのPKにも抗議しなかった。誇張していないと周囲に見せたかったのだろう。だがそこでも間違えた。彼らしくなかった。彼にとって教訓になるだろう。パリ・サンジェルマンでは、自身の態度でチーム内に対立を作ってしまった。謙虚な姿勢に戻らなければならない」
またチッチ監督については、「彼は勝利者だ。采配は正しかったし、続投が相応しい」と述べ、信頼を寄せた。
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