Real MadridGetty Images

解任が既定路線のロペテギ率いるレアル、6試合ぶり勝利で一縷の望みをつなぐ/CLグループG第3節

23日のチャンピオンズリーグ・グループG第3節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのヴィクトリア・プラゼニ戦に2-1で勝利した。

公式戦ここ5試合(1分け4敗)で勝利から遠ざかり、首脳陣の信頼をほとんど失ったとされるロペテギ・マドリー。クラシコ後の監督交代はすでに既定路線なのかもしれないが、それでも指揮官は一縷の望みをつなごうと、首脳陣の考えを変えようとこのプラゼニ戦、そしてクラシコに臨む。この一戦ではGKケイロール・ナバス、DFルーカス・バスケス、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWベイル、ベンゼマ、イスコをスタメンとした。

マドリーは立ち上がりからボールを支配して、プルゼニゴールを目指す。前試合レバンテ戦(1−2)もそうだったが、ただボールを回すだけでなく、フィニッシュフェーズではモドリッチらがペナルティーエリア内に走り込むなど、しっかりとゴールに迫り、フィニッシュまでつなげる意欲を見せた。そして12分に先制点を獲得。L・バスケスの折り返しから、ファーサイドで相手の右サイドバック、レズニクの背後に位置していたベンゼマが頭でネットを揺らした。

先制したマドリーはその後も果敢にプルゼニゴールへと迫るが、レバンテ戦同様に守備の緩慢さ(特にL・バスケスのサイド)が目立つ。30分にはリンベルスキーにペナルティーエリア奥深くまで入られたが、シュートは枠外へと飛んで何とか難を逃れた。さらに45分にはクロスからフリーのフロショフスキーにシュートを放たれて肝を冷やしたものの、こちらも枠を捉えることはなかった。追加点を決められず、また失点の危機も迎えたことで、マドリーの面々はブーイングを吹かれながらドレッシングルームに戻っている。

後半、ロペテギ監督は54分にイスコを下げて20歳のウルグアイ人MFフェデリコ・バルベルデを投入。そしてその1分後、マルセロが2試合連続となるゴールを記録した。ペナルティーエリア内左でそのフェデのパスを受けたベイルが、ヒールでボールを前に送ると、これを受けたマルセロがループシュートでネットを揺らした。

マドリーはその後も攻撃の手を緩めずモドリッチ、そしてベイルが決定機を迎えたが、3点目を決め切ることができない。ロペテギ監督は75分、ゴールへの執念を燃やしていたベイルを下げて、アセンシオをピッチに立たせる。しかしながら78分、攻撃に比重を傾けてクロース&モドリッチも前目に位置するマドリーは、ディフェンディングサードのスペースを空け過ぎてしまい、あえなく失点を喫する。プルゼニの速攻を許すと、フロショフスキーにグラウンダーのシュートを決められてしまった。

ロペテギ監督は88分に最後の交代カードを切り、ベンゼマに代えてマリアーノを投入。その直後にはマルセロが負傷してプレー続行不可能となって10人での戦いを強いられたが、1点のリードを守り切って、じつに6試合ぶりの白星を獲得。クラシコへ向けて、ほんの少しかもしれないが弾みをつけている。

なおグループGのもう一戦、ローマ対CSKAモスクワは3−0でローマが勝利。この結果、同グループの順位は1位レアル・マドリー(勝ち点6)、2位ローマ(勝ち点6)、3位CSKAモスクワ(勝ち点4)、4位プラゼニ(勝ち点1)となった。

■試合結果

レアル・マドリー 2-1 ヴィクトリア・プルゼニ

■得点者

レアル・マドリー:ベンゼマ(12分)、マルセロ(55分)

プルゼニ:フロショフスキー(78分)

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