日本代表の西野朗監督が7日、8日に行われるスイス戦の前日記者会見に出席。「非常に大事なテストマッチ」と位置づけるFIFAランク6位の強豪との対戦を展望した。
西野監督はまず、「オーストリアに入って当初は高地ということもあって、選手のコンディションが若干揃わなかったが、ケガ人もだんだん上がってきて、1日1日と整うようになった」と、事前合宿の成果を説明。
「決してコンディションが悪い状況ではなく乗り込めた。明日のゲームは本大会に向けての大事なテストマッチです。大事に戦いたい」と意気込みを述べた。
さらに、FIFAランク6位につける欧州の強豪との一戦は「ある意味トライしたい」と指揮官。「先日のスペイン戦を見てもスイスはかなりのプレッシングをしていた。それを回避してポゼッションを求めながら入れるかというところをアグレッシブにトライしたい」とポイントを挙げた。
とはいえ「すべてポゼッションサッカーを掲げているわけではない」とし、「今までやってきた縦に強い、速いという意識は間違っていない」ことを強調した。
そのスイスを、仮想ポーランドとする見方が多いものの「スイスとポーランドのチームスタイルは当然違う」とすっぱり。「現時点ではポーランドに対するアプローチとして明日を考えてはいない。仮想・ポーランドという位置づけで臨むことはない。スイス、パラグアイ戦は、すべてコロンビア戦にベストな状態で入るためのゲーム」と明言した。
6大会連続6度目となるW杯へ、いよいよ初戦まで2週間を切った日本代表。西野監督は「自信を持って出場したい」と意気みつつも、「チャレンジしてもあるところで拒まれている歴史も認めないといけない」と辛辣な意見を投じた。
「日本はアジアをけん引している、ただ、アジアで勝ち抜いたことがまだワールドカップのなかでは十分にその実力を認めてもらうことが難しい現実にあることも事実だと思っています」
今の日本の世界での立ち位置を冷静に語った西野監督。勝つ可能性を1パーセントでも上げるために、なりふり構わず突き進む。

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