苦悩するメルテザッカーをドイツ代表の先輩が一喝「ファンを侮辱する態度」

元ドイツ代表の先輩であるディトマール・ハマン氏がペア・メルテザッカーに辛辣なコメントを残している。

現在の苦悩を明かした元ドイツ代表DFペア・メルテザッカーに対し、先輩であるディトマール・ハマン氏が一喝している。

今季限りでの引退を発表しているアーセナルDFメルテザッカーは、ドイツ紙『シュピーゲル』のインタビューで「プレーを楽しむ気持ちになれないんだ。僕はベンチに座るか、あるいはスタンド観戦がベストなのかもしれない」と語り、試合に出場する苦悩を吐露していた。

この発言に対し、かつてリヴァプールなどでプレーしたハマン氏が言及。「選手はマシンではない」とメルテザッカーの心境に理解を示しつつも、プロとしての責任を果たすことを求めた。

「契約最終年とはいえ、彼はまだアーセナルと契約を結んでいるプロのフットボーラーだ。プロである以上、サポーターやクラブに対して責任のある行動をしなければならない」

来季からアーセナルの下部組織監督に就任することが決まっているメルテザッカー。ハマン氏は、今回の発言がチームメイトだけでなくアカデミーの若手にも悪影響を与えるものだと指摘している。

「チームの精神的支柱になるべき男が、ベンチに座ってプレーを望まないことなど許されないんだ。彼は来年からはアカデミーに加わるようだが、あの発言を聞いた若手が彼を信頼するかどうか、私は疑問だね」