スペイン代表監督のフレン・ロペテギは、アルゼンチンとの親善試合ハットトリックを達成したイスコを称賛し、所属先のレアル・マドリーでも好調を維持してくれることを望んでいる。
27日に行われたアルゼンチンとの親善試合で、6-1の大勝を収めたスペイン。この試合でハットトリックを達成したイスコは、ロシア・ワールドカップ本大会の代表選考に向けて大きなインパクトを残した。
難敵相手の快勝に貢献したイスコだが、所属するレアルでは絶対的レギュラーをつかむには至っていない。ここまでリーグ戦で5ゴール5アシストと、本来の実力を考えれば物足りない数字とも言える。
イスコのクラブでの状況に言及したロペテギは、一部で噂されたレアル指揮官ジネディーヌ・ジダンの采配への不満を否定。自身の活躍によってクラブでもレギュラーポジションを奪うように、イスコに奮起を促した。
「クラブでのイスコの起用法について、ジダンに何かを求めたことはない。代表でもクラブでも同じだが、ポジションとは自分の力で勝ち取るものだ。イスコには代表での勢いを維持して、クラブでもレギュラーを勝ち取って欲しいね」
また、6-1というスコアについてもコメントを残したスペイン代表指揮官は、ワールドカップ優勝を争うライバル相手に大勝を収めたことに喜びを感じつつも、本大会では全く異なる試合になると気を引き締めた。
「歴史のある偉大なチームに勝てたことは誇るべきだが、これは親善試合であってワールドカップではない。我々はまだ本大会では1ポイントも獲得していないのだから、今回の勝利で浮かれたりはしないよ」
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