バイエルン・ミュンヘンに所属するポルトガルのMFレナト・サンチェスは、以前の姿を見せつつあるようだ。ドイツ『シュポルト1』が伝えている。
ユーロ2016の大会最優秀若手選手に選ばれたR・サンチェスは、大会後にはカルロ・アンチェロッティ体制のバイエルンに加入。しかし、ドイツでの初シーズンはインパクトを残せないまま終わると、2017-18シーズンはレンタルでスウォンジーに送り出され、イングランドでも低調なパフォーマンスが続き、批判にさらされていた。
しかし、今夏にニコ・コバチ監督が就任したバイエルンに戻ったR・サンチェスは、心を入れ替えたかのように練習でも明るい表情を見せ、ドイツメディアでは「笑顔を取り戻した」とも伝えられている。先日のインターナショナル・チャンピオンズカップでパリ・サンジェルマン相手にも直接FKを決めるなど、徐々に自信を取り戻している印象を残している。
そんなR・サンチェスは、以下のように語っている。
「以前に比べて自信が明らかに大きくなった。経験を積んだことで、より強くなって戻れると思う。それが僕の目標でもあるからね。これからはバイエルンで成功したい。今はやっとここに“到着”できたという感覚があるんだ」
「笑顔を失ったことはないよ。ただ、今は自分が成長したという自覚がある。それにより、多くのことに対する見る目が変わってきたのかもしれない。個人的には成功するために必要な楽しさというものを見つけた。僕には楽しさが必要だけど、それを手にしたんだ」
また、コバチ監督についても触れている。
「監督との仕事は最高だね。彼はそれぞれの選手とどう話せばいいのか理解している。僕にとっても、チームのみんなにとっても、それは大事なことだよ」
2016年の夏、18歳のときに3500万ユーロといった巨額の移籍金でベンフィカからバイエルンに渡ったR・サンチェス。コバチ監督の下で、ポルトガル最高の逸材とも期待を寄せられていたMFは、以前の輝きを取り戻せるのだろうか。
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