ロシア・ワールドカップにおいて決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れたアルゼンチンについて、イタリアメディア『スカイスポーツ』が8日、皮肉を述べた。
アルゼンチンはロシアW杯のグループリーグを1勝1敗1分の成績で2位突破し、決勝トーナメントではフランスと対戦。打ち合いの末、3-4で敗退した。世界最高峰のFWリオネル・メッシ擁するアルゼンチンだが、またしてもW杯の頂点を極めることはできなかった。イタリアメディアは、「アルゼンチン…実現しなかったあの祝福」との見出しをつけ、神を味方につけられなかったのではないかと皮肉に論じた。
W杯開幕前の5月、サッカーファンとしても知られるフランシスコ・ローマ法王は、母国アルゼンチン代表を招待。4年に一度のサッカーの祭典へ向けて、代表チームの祝福を申し出ていた。しかし、アルゼンチンサッカー協会(AFA)はイタリア訪問を予定しておらず、ローマ法王の招待を辞退することになった。アルゼンチン代表のローマ法王謁見は、準優勝に終わったブラジル大会の前年の2013年が最後となっており、「アルゼンチン代表の結果を見ると、法王の招待を受け入れていた方が良かったのではないだろうか」と綴っている。
なお準々決勝では、同じく南米を代表するブラジルがベルギーに1-2で敗れ、敗退。ブラジルとはライバル関係にあるアルゼンチン出身のローマ法王だが、広場でブラジル国旗を振るファンに対し、「ブラジルの皆さん、勇気を出して。次の機会は訪れるだろう」と激励の言葉を送っている。

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