今シーズン、序盤からブンデスリーガでは最下位に沈んでいたケルンだったが、第27節ではレヴァークーゼンを撃破し、17位に浮上している。この試合で先制点を決め、勝利に貢献した大迫勇也について、地元メディアも賛辞の内容で報じている。
ケルン地元メディアの『Kolner Stadt-Anzeiger』は、大迫の復調について「日本人ストライカーはここ5試合で3ゴールを決めている。前半戦のプレーぶりは忘れるべき内容だった」と報道。前半戦は第7節ライプツィヒ戦の1ゴールのみだったが、第23節ハノーファー戦からの5試合で3度ネットを揺らしたことで、チームを勢い付けていると伝えた。
「彼は肺炎や負傷などもあり、今シーズンは離脱期間もあった。その一方でリーグ戦、ヨーロッパリーグ、日本代表への招集などでこれまで本領を発揮することができていなかった」
同メディアは、ケルン指揮官シュテファン・ルーテンベックが語った大迫への賛辞の言葉も次のように伝えた。
「オオサコはゴールエリアでしっかりとした働きができる貴重な戦力だ。彼は相手DFのマークを外すだけでなく、時にはゴールから離れてチャンスメークにも貢献する。これは攻撃的な選手が誰しもできるプレーではなく、我々にとって大きな武器となっている」
また、指揮官は「オオサコは10番のポジションでも、本来の役割と違うタスクを与えても、決して不満を言うことなく、自分ができることをしてくれる」と大迫に絶大な信頼を寄せていることを明かしている。
今シーズン、ケルンで苦戦を強いられていた大迫だったが、ここ5試合で3ゴールと復活を果たしている。果たして、降格圏に沈むケルンは2部降格を回避することができるのか。地元ケルンにおいて、大迫に対しての期待度は大きいようだ。
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