日本代表とセネガル代表の一戦を現地記者はどのように見たのだろうか。『Goal』グローバル版編集部で、ロシア・ワールドカップではエカテリンブルク版として現地で取材するロビン・ベアナー氏に話を聞いた。
2度にわたるビハインドを追いつきドローへと持ち込んだ日本。ベアナー氏は「両方が攻撃的なプレーをしようとし、オープンで良い試合だったと思うね」とこの一戦を振り返る。
「セネガルは前からのプレスで日本を脅かそうとしたが、前半の終盤からは日本のパス技術によってかわされ、日本が徐々にアドバンテージを得ていった。それから日本が試合をコントロールしたのは偶然ではなく、おそらく彼らのほうが良いチームだった。後半も似たような展開になったね。2点目を失っても日本はコントロールした。引き分けは妥当だったんじゃないかな」
また、ベストプレイヤーにはセネガルのイスマイラ・サールを挙げる。右サイドで長友佑都をスピードで圧倒。サディオ・マネへの警戒によってサールにチャンスが訪れたと分析した。日本の選手では乾貴士を挙げ、ゴールだけではなく、本田圭佑へのアシスト、前半のバー直撃のシュートなどが印象に残ったとしている。
最終節のポーランド戦では引き分け以上で、決勝トーナメント進出が決まる日本。ベアナー氏はポーランドについて「あまり良い印象がない」として、日本がベスト16に進む可能性は高いと見ているようだ。
「日本は1ポイントで十分だし、達成できると思う。私が見た試合でポーランドは良い印象を残していない。FIFAランク8位のポーランドは倒すのは簡単ではないが、あくまでも日本は勝ち点1だけが必要だ。ベスト16より先に進めるかはわからないけどね」

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