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王国ではあり得ない?ブラジル紙が日本代表のGL突破に皮肉「“アンフェアプレー”で勝ち進んだ」

勝ち進むために見せた日本代表の姿勢は、サッカー王国のブラジルでは許容できないことなのか。

日本代表は、ロシア・ワールドカップでアジア勢唯一のベスト16進出を手にした。ブラジルメディアは「日本が目標を達成した」と報じつつも、「ポーランド戦での時間稼ぎは、多くの人を失望させた」と苦言を呈した。

日本は28日に行われたロシアW杯・グループH最終戦でポーランドに0-1で敗れるも、もう1試合でセネガルがコロンビアに敗れたため、勝ち点、得失点差、得点で並ぶも、最終的に警告数の差で日本が勝り、2位で決勝トーナメント行きを決めた。

本来ならば目標達成を手放しで喜べるはずが、ポーランド戦でビハインドを背負いながら、セネガルが負けている情報を知り、むやみに攻めずにパス回しで時間稼ぎしたことに、各国メディアから批判の声が相次いでいる。

ブラジル『グローボ』もまた、日本の時間稼ぎについて「多くの人を失望させただけでなく、中立者の支持と共感を失った」と批判。続けて「攻めずにボールを保持し続ける日本の姿勢は論争を引き起こした」と紹介している。

「日本は、W杯史上初めてフェアプレー基準によって決勝トーナメントに勝ち進み、目標は達成された。しかし、皮肉なことに日本は反フェアプレーをして勝ち上がった」

さらに同メディアは「意見が二分した」というSNSコメントを紹介。「恥のサムライ」「彼らは正しい。結果は重要」「コロンビアに感謝!グラシアス(ありがとう)」「セネガルごめんなさい」といった意見が飛び交ったと伝えている。

2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた日本代表は、現地時間7月2日27時にラウンド16でFIFAランク3位のベルギーと対戦する。

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