【独占】F・トーレスはなぜ鳥栖を選んだのか? 2015年の「感動体験」/インタビューVol.2

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サガン鳥栖への電撃加入が決まったフェルナンド・トーレス。“エルニーニョ”(神の子)はなぜ日本を選んだのか? どんな印象を日本に対して抱いているのか? 決断の背景にあった思いとは?

『Goal』は幸運にもF・トーレスに独占インタビューをする機会に恵まれた。そこで今回の移籍劇にまつわる「なぜ」の数々をぶつけることにした。

トーレスが語る真相。そのすべてがここに。

■思い出される2015年。運命の遭遇

――悩んだ末にサガン鳥栖への入団を決めました。実は2015年に対戦していますよね? その時のことを覚えていますか? 何か印象に残っていることは?

サガン鳥栖との試合はスタジアムの雰囲気がとても印象的だった。僕たちにとってはプレシーズンマッチで、正直なところトレーニングで疲れていた。典型的な夏の試合だったしね。でも彼らにとってはシーズン半ばの試合で、十分にリズムができていた。だから試合に入るのが大変だったな。

でもそれ以上に、雰囲気のことを思い出すよ。大勢の観客がいて、大きなバナーやフラッグが掲げられて大声援が送られていたんだ。本当に感動的だった。スタジアムはほとんど満員だった。それはつまり、人々がクラブとフットボールを求めていて、フットボールとともに生きているってことだ。じゃないとこんなことは起きないからね。これは僕にとってすごく大切なことだ。熱狂的なファンの声援を背に受けると、やる気が湧き上がるんだ。

――一貫した愛と魅力的なプロジェクトとは、アトレティコを思い起こさせる話ですね。それが移籍の決め手に?

いくつかポジティブな要素があった。何かを決めるときはすべてを考慮してどうだったか考えるよね。どんなもてなしをしてくれたか、ファンはどんな人たちか。ファンに関しては自分で見たことがあったし、すでに気に入っていた。そして謙虚で勤勉な街かどうかも大切なことだと感じていた。ファンがチームに求めることを行動で示す…そういう動きに直結してくることだからね。クラブに関して、疑わしい点はほとんどなかったよ。

――現在、サガン鳥栖の置かれている状況は必ずしもポジティブではありません。そのような中、残りのシーズンで何が起こると思いますか? フェルナンド・トーレスという選手はこの状況でどんなことをもたらせるでしょうか?

その点に関しては移籍するにあたって最も時間をかけて話し合ったトピックだ。クラブの考えを知りたかった。なぜ自分たちがこの状況にいると考えているかをね。彼らは熱心に説明してくれた。考えうる解決策も提示してくれたんだ。とても落ち着いていて、不安やうろたえている様子もなかった。こうした姿勢はこの状況を脱するために大切な冷静さにつながるものだよ。

そして彼らは、僕が解決策のひとつになると考えていた。そういう責任やとても明確な目標が僕は好きなんだ。移籍を決めた理由の一つだよ。リスクを伴う難しい決断だということは分かっている。でも、とてもワクワクしているんだ。

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