長らく実戦から遠ざかっている元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが、かねてから加入を熱望しているエンテッラの練習に参加した。イタリアメディア『スカイスポーツ』など複数のメディア各紙が8日、伝えている。
カッサーノは2017年1月に当時の所属先であるサンプドリアとの契約を解除し、同年7月にセリエAに昇格したばかりだったヴェローナと契約を結んだ。しかし「フィーリングが合わない」ことを理由に1カ月も経たずに退団。以降、去就は明確にされないまま月日が経過していた。
先日、カッサーノは『イル・セーコロXIX』のインタビューに対し、「俺はまだセリエAクラスの選手だ。セリエA復帰を優先している」と語り、元ミラン会長のシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がオーナーとなったセリエC(イタリア3部)モンツァからのオファーを拒否したことを明かした。だが同時に、自身が自宅を構えるジェノヴァ近郊キアーヴァリに拠点を置くエンテッラであれば、「CであろうがBであろうが、俺にとって問題はない」と述べ、逆オファーを送っていた。
■熱望していたエンテッラ加入へあと一歩
すると早速、ファンタントニオのラブコールが実り、エンテッラのテスト練習参加が実現した。長らく無所属が続いていた元イタリア代表FWだが、ついに去就が決定する可能性が高まっている。
「自分がサッカー選手であることを再び実感できたのは重要だった。今日は最高の一日だった。本当に幸せだよ。今回のチャンスをくれた(アントニオ)ゴッツィ会長には感謝しなければならない。“カッサナータ(カッサーノ特有の問題行動)”?あれはやめるつもりだ。俺はいつだっていい奴だったんだ。誰かが俺を怒らせない限りはね。だがもう過去のことだよ」
現在、セリエCに登録されているエンテッラだが、セリエBに引き抜かれる可能性が残されている。カッサーノはいずれの舞台でも戦う覚悟だ。
「会長のためなら何でもやれる。サッカー界においては少数派の真面目な人だ。BでもCでも問題はない。助けを必要としている人がいるなら俺が行く。あと3~4週間でコンディションが整うと思う。俺なら短時間でベストに持っていける」
■子供にはメッシレベルを要求?
続いてカッサーノは自身の子供たちにも言及。元イタリア代表FWだけでなく、水球選手の妻のDNAを受け継ぐ子供たちに大きな期待を寄せた。
「俺の子供たちがサッカーをしたいと希望したら、俺よりも上手くならなければならない。俺より上手いということは、(リオネル)メッシ並みを意味するけどね… (フランチェスコ)トッティの同僚で最強だったのが俺?それは正しい。だけど10年前は頭が今と違ったからね」
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