清水エスパルスは3日、元経理担当者が2012年から2018年にわたる6年間で約6700万円の会社の経費を着服、私的に流用していたことを公表。左伴繁雄代表取締役社長が声明を発表した。
クラブによると、本件の原因は「当該元社員に多くの経理に関する業務を任せ、また同会社としての組織的なチェック体制が機能せず、不正行為を見抜けなかったこと」を挙げ、現在は「すでにチェック機能の強化を実施しております」と改善されているという。
今回の事態を受けて当該元社員は、7月31日付で懲戒解雇となり、また本件に対する管理監督責任を明確にするため、左伴社長が報酬の30%を3カ月間減額となることが決まった。
今後については「当社では、今回の不正行為発生を厳粛に受け止め、コンプライアンス意識の徹底、業務フローの見直しなど内部統制体制の更なる強化を業務・人・システムの面から行って参り、皆さまから愛されるクラブになりますよう努めて参る所存です」と続けた。
さらに「このような事態を招いた事を猛省するとともに、ファン、サポーターの皆様、株主様、パートナーの皆様をはじめとする多くの関係者の皆様の信頼を裏切る結果となりましたことを、心からお詫び申し上げます」と謝罪している。
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