ベルギー代表が32年ぶりのW杯ベスト4進出を決めた。『マルカ』コロンビア版は、躍進を遂げる“レッドデビルズ”で欠かせない存在となったエデン・アザール、ケヴィン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクの“三銃士”全員がチェルシーに所属していた点を挙げ、当時指揮官だったジョゼ・モウリーニョの選択について言及した。
エデン・アザール、ケヴィン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクの“三銃士”はかつてチェルシーでともにプレー。しかし、当時チェルシーを率いていたモウリーニョ監督は、18歳のルカクに十分な出場機会を与えることなく、その後ウェスト・ブロムウィッチやエヴァートンに貸し出した。
デ・ブライネもベルギーから鳴り物入りで加入したものの、モウリーニョとの間に溝が生じてレギュラーに定着できず。ブレーメンへのレンタルを経て2014年にヴォルフスブルクへ移籍した。唯一、チェルシーに残ったアザールは現在もブルーズのキーマンとして活躍している。
『マルカ』コロンビア版は「もし、ジョゼ・モウリーニョが辛抱強く彼らを起用していたら…チェルシーに何が起こっていたのか、ブルーズのファンは想像していることだろう」とし、「このトリオはワールドカップでの活躍で、世界で最も人気のあるサッカー選手の3人になるための価値を倍増させた」と今大会での活躍ぶりを評価した一方で、ベルギートリオの目覚ましい成長と対照的に、モウリーニョに“先見の明”がなかったことを指摘している。
“たられば”の話ではあるが、もしこのベルギートリオがチェルシーでともにプレーしていたら、彼らはどんなキャリアになっていたのだろうか。ルカクはエヴァートンで成長し、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、再びモウリーニョの下でプレーしている。デ・ブライネはヴォルフスブルクで年間最優秀選手に輝き、ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティへ加入した。
そういった点を加味すると、今の彼らの強さがあるのは、当時モウリーニョが率いていたチェルシーを出たという要因もあるのかもしれない。

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