1日に明治安田生命J1リーグ第19節が行われ、浦和レッズが川崎フロンターレに2-0で完勝。6試合無敗とした。
前節、首位の広島を4得点で下した浦和は、現在5試合無敗を継続中。オズワルド・オリヴェイラ監督の下、ようやく力強さが戻ってきた。とりわけ、新加入のファブリシオが早くもフィットしていることは、最大のポイントだろう。
前々節のセレッソ大阪戦(1-1)で早速先発入りし、デビューを飾ると、続く広島戦では2ゴールに絡む活躍を見せ、後半アディショナルタイムにダメ押しの4点目をマーク。強烈なインパクトを残している。そのファブリシオは、今節も2シャドーの左で3試合連続スタメン入り。浦和は前節の広島戦と同じメンバーで臨んだ。
対する川崎Fも現在4連勝中と好調だ。28日の第19節・湘南ベルマーレ戦は台風の影響により試合中止なったため、10日のブレイクを経てこの浦和戦に臨む。先発は第17節のV・ファーレン長崎戦から1名を変更。阿部浩之に代わって2列目左に長谷川竜也が入った。
ゲームは序盤にいきなりスコアが動く。7分、浦和は最終ラインの岩波拓也が前線へロングパスを送ると、これに武藤雄樹が抜け出す。右から突破して中へ折り返すと、待っていたのは試合前日が誕生日だった興梠慎三。3試合連続ゴールを決めて浦和が先制に成功した。
ビハインドを負った川崎Fは、17分に左サイドから長谷川が鋭いクロスを供給。小林悠が合わせたが惜しくもクロスバーをわずかに超えてしまう。30分には中村憲剛のループパスに抜け出した小林が左足で狙ったが、これも枠の左に逸れてしまった。さらに36分、最終ラインの裏に完全に抜け出した小林がみたび決定機を迎えるが、浦和GK西川周作のファインセーブに阻まれてしまう。
序盤から圧倒的にボールを回す川崎Fであったが、浦和のブロックを崩せず、さらには鋭いカウンターを許すなど前半は精細を欠いた。一方の浦和は堅守からの速攻で幸先よく1点を奪取して前半を折り返した。
後半は互いに中盤で激しい主導権争いを展開。時間の経過とともに球際の争いが激化する。浦和は興梠とファブリシオの2トップ気味にして前線からプレスをかけ、川崎Fはボールを奪うと縦への意識を強めた。
浦和は57分、左サイドで宇賀神がフリーで受けると、駆け上がってきた柏木陽介にパス。柏木はドリブルでPA内に進入し、左足シュートでゴールを狙ったがわずかに枠を外した。
対する川崎Fは66分、浦和のミスからこの試合で1番の決定的チャンスを得る。浦和DF岩波拓也のバックパスを小林がカットして西川との1対1に。しかし、西川が鋭い反応でゴールを阻止。スーパーセーブで同点弾献上のピンチを救った。
1点が欲しい川崎Fは、長谷川を下げて鈴木雄斗、中村に代わって知念を、さらに齋藤学がエウシーニョと代わってピッチに立った。その後、浦和陣内でパスを回す時間が多くなるが、引いて固める浦和の守備をなかなか崩せず、横パスに終始。84分に奈良竜樹のアーリークロスを小林が頭で合わせたが、枠の右に。
逆に浦和は、川崎Fの息の根を止めるべくカウンターをちらつかせて応酬。途中出場の森脇良太が強烈なシュートでゴールを強襲。ファブリシオもドリブル突破からPA内まで激走するなど、最後まで手を緩めない浦和は、後半アディショナルタイムにPKを獲得。これをファブリシオがきっちり決めて勝負あり。浦和が川崎Fを1-0で破り、6戦無敗に。一方の川崎Fは連勝が4でストップ。上位2チームとの差を縮めることができなかった。
■試合結果
浦和レッズ 2-0 川崎フロンターレ
■得点者
浦和:興梠慎三(7分)ファブリシオ(90+3分)
川崎F:なし
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