FW浅野拓磨のシュトゥットガルトでの苦境はまだしばらく続くかもしれない。2軍の試合でのパフォーマンスではタイフン・コルクト監督を説得できなかったようだ。
コルクト監督の下でシュトゥットガルトは7試合負けなし(5勝2分け)と好調を維持。そんな中、指揮官は出場機会を与えていなかった浅野ら数人の選手を4部リーグに所属する2軍の試合でプレーさせる決断を下した。
そして、23日に行われたアストリア・ヴァルドルフ戦では浅野やベルカイ・エッチャン、オレル・マンガラといったトップチームのメンバーたちが先発出場。チームは2-4で敗れたものの、浅野は1ゴールを挙げている。
しかし、コルクト監督は満足しなかったようだ。『キッカー』が伝えたコメントによると、「選手たちに出場機会を与えることが大事だった」と語りつつ、「喜べない結果になってしまったね。これほど多くの選手たちを送り出したからにはもっとよい結果を期待していた」と苦言を呈している。
その一方で選手たちへの理解をも示した。「下部リーグに送られた選手たちにとって、そこでのチームとの連携やそのプレーに合わせるのは簡単ではないだろう。ベルカイのように下部組織出身で何度か2軍でプレーしてくれば早く順応できる場合もある。タク(浅野)は初めてだったので、彼はより苦労しただろう」とのコメントを残した。
アーセナルからレンタルで送り出されている浅野だが、3月のインターナショナルウィークに向けた日本代表メンバーから落選。クラブでなんとかアピールしたいところだが、ロシア・ワールドカップのメンバー入りに向け、苦境に立たされている。
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