31日に明治安田生命J1リーグ第5節が各地で開催。ベストアメニティスタジアムでは、サガン鳥栖と名古屋グランパスが対戦する。
■連敗は避けたい両者
ホームの鳥栖はJ1での名古屋戦で現在7試合連続無敗を記録しており、さらに名古屋相手に5試合連続無失点中だ。過去のデータを見れば鳥栖優位の見方が強くなるが、J1屈指の攻撃陣を誇る名古屋も侮れない。特に鳥栖のFWビクトル・イバルボと名古屋FWジョーの規格外ストライカー対決も注目ポイントだ。
鳥栖は前節、ホームで鹿島アントラーズに0-1と惜敗。押し込みながらも1点が遠く、今季リーグ初黒星を喫した。2週間の中断期間を経て再びホームで臨む名古屋戦でファン・サポーターに勝利を届けたいところだ。対する名古屋も前節、川崎フロンターレにホームで敗戦。途中出場の大久保嘉人に頭で決められ、名古屋も初黒星を喫している。勝って再び兜の緒を締めたい両者が上位浮上へ勝利だけを目指して戦いに臨む。
(C) Getty Images■新加入・加藤恒平は名古屋戦出場可能に
この試合で注目すべきは、ブルガリアのPFCベロエ・スタラ・ザゴラより完全移籍で加入したMF加藤恒平だ。
現在28歳の加藤は、2013年にFC町田ゼルビアからモンテネグロ1部リーグのFKルダル・プリェヴリャへ移籍。その後、ポーランドのクラブを経て2016年からブルガリアでプレー。ブルガリアでの活躍がヴァイッド・ハリルホジッチ監督の目に留まり、2017年にはキリンチャレンジカップに臨む日本代表に選出され、ロシア・ワールドカップアジア最終予選のメンバーにも招集されていた。
入団発表記者会見で加藤は「ヨーロッパでやり続けたいという思いもあった」としながらも「もう1回、日本で自分の力を証明して、その後のことはまたそれから考えようと思いました」と語り、6年ぶりのJリーグ復帰を挑戦に捉えた。
鳥栖で自身が目指すべきものを「勝とうが負けようが引き分けだろうが、ピッチで全力を尽くして戦う姿というのを僕は約束する」とし、「勝つために準備するというところ、そこを100%やるというのはどのチームでも誰でもできること。僕はそこに関して一切妥協せずにやる」と闘う姿勢を全面に押し出した。
その加藤は30日に追加登録を完了。今節の名古屋戦から早速出場可能となっている。異色のキャリアを経て、6年ぶりに日本の舞台に帰ってくるこの28歳MFがどんなプレーを見せてくれるのか、要注目だ。
■ベアスタでは多彩なイベントが開催
また、鳥栖は名古屋戦で様々なイベントを実施予定だ。今シーズンから設けられた女性専用のシート「レディースシート」の購入者限定企画として、「佐賀県特産いちご“さがほのか”食べ放題！」を実施。佐賀県特産のいちご“さがほのか”を会場内のブースにてレディースシート購入者の方限定で食べ放題にて提供される。
さらに、株式会社Cygamesが開発中の新作コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』でウマ娘を演じる、和氣あず未さん(スペシャルウィーク役)、高野麻里佳さん(サイレンススズカ役)、Machicoさん(トウカイテイオー役)のキャスト3名がゲスト出演。当日は試合開始前のトークセッション、キックインセレモニーに登場する。
そして、ハーフタイムには、カウントダウンアナウンスで大きな花火が打ち上げられるほか、来場者には、広げて掲げればチームロゴや応援メッセージのアピールのためのハンドバナーとして、折り畳んで拍手や手拍子に使えば味方を鼓舞することができるアイテム「Cygames スペシャルマッチ特製クラップバナー」がプレゼントされる。
注目の鳥栖vs名古屋は19時にベストアメニティスタジアムでキックオフを迎える。
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