■J1第15節 G大阪 0-0 浦和
G大阪：なし
浦和：なし
明治安田生命J1リーグ第15節が19日に行われ、パナソニック スタジアム 吹田でガンバ大阪と浦和レッズが対戦した。ともに下位に低迷しているが、新指揮官の戦術が次第に浸透しつつある。特にG大阪はリーグ戦ホーム4連勝中とホームゲームを得意としている。下位対決とは言え、名門クラブ同士による中断前最後のリーグ戦となるだけに、ハイレベルな熱戦が期待される。
G大阪はFW倉田秋が先発復帰。前節で50メートルを超えるロングシュートを決めたMF藤本淳吾もスタメンに名を連ねた。浦和はほぼ通常通りのメンバーでキックオフに臨む。
序盤は一進一退の攻防。浦和がパスをつなぎながらサイドチェンジを効果的に使い、FW興梠慎三らへボールを集めていく。一方のG大阪もMF遠藤保仁らがゲームを作り、FW長沢駿らが裏のスペースを狙った。
24分には浦和が左CKを獲得。MF長澤和輝が精度の高いボールを蹴り込んだが、この日もフェイスガード装着で臨むGK東口順昭が好判断でかき出し、G大阪は難を逃れた。27分にはG大阪がいい形を作り、フリーの倉田が左足でシュートを放つも、コントロールを欠いてしまった。
34分、G大阪が中盤で奪ったボールを素早く回し、長沢のヘディングシュートにまで持ち込んでみせる。しかしこれはGK正面へ。逆に36分には浦和に決定機。左サイドを突破したDF宇賀神友弥がピンポイントクロスを供給し、ゴール前で興梠が受けて蹴り入れたが、これを東口がスーパーセーブで防いだ。
浦和は51分、前線でもつれたところを長澤がうまく奪い、マイナスのクロス。ゴール前には興梠やMF柏木陽介がフリーで待ち受けていたが、微妙にズレてどちらにも合わない。55分にも柏木からのパスをFW武藤雄樹が折り返し興梠に合わせる。触っていればゴールという場面だったが、興梠の足はぎりぎり届かなかった。
69分にはG大阪が遠藤のチャンスメイクからFWファン・ウィジョのミドルシュートにつなげたが、惜しくも枠を捉えられない。71分、浦和はMFマルティノスを、G大阪はMF食野亮太郎を投入。さらに76分には浦和がMF阿部勇樹をピッチへ送り出した。
浦和は79分、マルティノスがスピードを生かして攻め上がり自らシュートを放ったが、東口に防がれる。続けて右サイドのMF橋岡大樹から興梠へラストパスが渡るも、またしても東口が好セーブ。
互いに持ち味を存分に発揮したが、得点は最後まで生まれず、試合はスコアレスドローに終わった。両チームともにリーグ戦3試合勝ちがなく、G大阪のホーム連勝は4でストップ。
J1リーグは、明日5月20日の全試合終了をもってワールドカップ中断に入り、7月18日に再開される。
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