3大会ぶりにワールドカップ準々決勝に進んだイングランド。今大会躍進の秘密は、チームの一体感にあるのかもしれない。
ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、コロンビアと対戦したイングランド。ハリー・ケインが先制弾を決めてリードを手にしたが、後半アディショナルタイムに同点弾を決められ、PK戦まで持ち込まれた。過去W杯でのPK戦では、3戦全敗。精神的な脆さを指摘され、EURO2016には専門の精神科医を帯同させるほど、PKでの戦いに苦しんでいた。
迎えたロシアでのPK戦。イングランドは3人目のジョーダン・ヘンダーソンが失敗し、リードされる。しかし、相手4人目がバーに当ててしまい追いつくと、5人目のカルロス・バッカのキックをGKジョーダン・ピックフォードが完璧にセーブ。最後はエリック・ダイアーが沈め、史上初めてPK戦を制した。
歴史的な勝ち上がりを決めたイングランドだが、躍進の秘密はチームの一体感にあるのかもしれない。
この試合で、MFファビアン・デルフは唯一ベンチ外となっていた。W杯では本登録メンバー全選手がベンチ入りできるが、提出されたシートには名前がなかった。ケガの心配もされていた28歳MFだが、どうやら第3子誕生に立ち会うため、イギリスに一時帰国していたようだ。
本人は自身のインスタグラムに以下のような投稿をしている。
「本当に驚くべき24時間だったよ。僕の兄弟たちが肉体的にも精神的にも厳しい戦うのを見て、選手やスタッフ、ファンと一緒に感動的になった。そして07:52、僕と妻、2人の娘たちは、この世界に新しい女の子を歓迎したんだ。僕が感じている幸せと感謝は言葉に出来ない……今からロシアに戻るよ」
なおデルフの一時帰国は、サッカー協会やギャレス・サウスゲイト監督、選手たちが後押ししたものだという。大会期間中に選手の離脱を許可するケースはそう多くはないが、チーム全体で選手の人生をサポートする姿勢が、今大会の躍進の秘訣なのかもしれない。
イングランドは、準々決勝で28年ぶりのベスト4進出を懸けスウェーデンと激突する。

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