マインツの残留争いにおいて、負傷明けのFW武藤嘉紀がキーマンとなるかもしれない。ドイツ紙『ビルト』が伝えた。
マインツはブンデスリーガ第31消化時点、勝ち点30で15位に位置する。自動降格圏の17位ハンブルガーSVに5ポイントの差をつけているものの、勝ち点では入れ替えプレーオフに回る16位フライブルクと並んでいる。また第32節RBライプツィヒ戦、第33節ボルシア・ドルトムント戦と今後上位チームとの対戦を控え、残留争いは最終節までにもつれ込む可能性も高いと見られる。
そんな状況に置かれるマインツだが、ここ最近の6試合ではMFパブロ・デ・ブラシスしかゴールを挙げておらず、攻撃における課題が浮き彫りになっているところだ。一方、筋肉系の負傷で3試合欠場を強いられていた武藤が戦列に復帰し、前節アウクスブルク戦(0-2)では終盤に途中出場を果たしている。『ビルト』によれば、武藤の復帰は「マインツを勇気づけた」という。
マインツのロウヴェン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)は同紙で、「彼はあの試合をうまく消化できた。よいシグナルだ」と武藤の状態は良好であることを示唆した。複数の主力組選手が離脱中のチームだが、サンドロ・シュワルツ監督はFWのポジションではRBライプツィヒ戦で今シーズン7ゴールをマークしチーム得点王でもある武藤を先発起用する流れとなっているようだ。
今夏にプレミアリーグへの移籍を望んでいるとも報じられる武藤。残り3試合となった今シーズン、マインツを残留に導く活躍に期待したいところだ。
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