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槙野智章が明かす原口元気への恩返し「スタンドとピッチという境界はありましたが…」

浦和レッズのDF槙野智章が、名古屋グランパス戦を終えてその思いを口にした。

浦和は18日、明治安田生命J1リーグ第16節で名古屋と対戦。試合は1-1で迎えた後半の70分、柏木陽介のコーナーキックから槙野がヘディングで合わせ、ゴールを挙げた。その後、遠藤航のこの日2点目が生まれ、3-1で勝利している。

槙野はゴールの要因として柏木との連携面の良さを口にした。

「柏木選手も非常に長い時間ともにプレーしてきていますので、非常に良いボールと練習も一緒重ねてきています。流れの中で取れていない状況でも、セットプレーからゴールが決めれている。今回のW杯でも、セットプレーから60点入っているという結果が出ています。だから、自信を持って走り込んでいきたいなと思います」

また、この試合では元同僚で、ロシア・ワールドカップでもともに戦った原口元気が応援へと駆けつけた。ベルギー戦では、原口がゴール後にベンチへと向かってきたが、今回はある意味で逆の立場となったことを明かしている。

「まずは彼がどこにいるのかチェックした中で、W杯ラウンド16で、 彼がゴールを決めて抱きつきに来てくれました。逆に僕がね、今回は応える形になりました。スタンドとピッチという境界がありましたけど、ゴールを決めて喜びを彼に届けることが、ちょっとした恩返しですね」

前半戦は苦しみ、勝ち点3を加えても11位という厳しい位置の浦和。槙野はこの夏場での巻き返しを誓っている。

「前半戦とまた違ったチームを見せないといけないと思っています。この試合で経験したものをプラスアルファで落とし込むことと、チームの中での意識改革を見せていかなければいけないと思います。この夏が非常にポイントになる時期だと思いますので、この2カ月間タイトなスケジュールですが、暑い中ですのでしっかりと内容が悪くてもしっかりと結果を出し続けること、我慢強さ、チーム性というところを出していきたいなと思います」

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