【森岡隆三が見る】倒れて痛がる。クレーマーやアクターになっている時間がもったいない

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(C)Getty Images
ロシア・ワールドカップはべスト4が決定した。ここまでさまざまな出来事があったが、「転がるネイマール」は残念な面で大きな話題となった。こういった選手のオーバーリアクションについて、自身の経験を踏まえたうえで、森岡隆三氏は明快な言葉を口にする。

■ムバッペ選手の残念だったプレー

今大会のフランスはどこのポジションをとっても世界のビッグクラブで活躍している選手が多く、バランスは今大会参加国の中でも随一と言えます。

そこにディディエ・デシャン監督が規律を与え見事にまとめた。そしてさらに若いこともあり、伸びしろ満載なチーム。その中でもスーパースター候補というところでキリアン・ムバッペ選手(パリ・サンジェルマン)というスピード、テクニック、何をとっても才能豊かな選手がいます。

素晴らしい才能と可能性のある彼ですが、準々決勝のウルグアイ戦で個人的にすごく残念だったプレーがあります。それは、さほど厳しい接触ではないところで、倒れこんで大げさに痛がったところです。

今回、ブラジルのネイマール選手がラウンド16のメキシコ戦まで大げさに痛がり過ぎるとかなり話題になっていましたが、ベスト4を懸けたベルギー戦では、多少ファウルをもらいにいくプレーの駆け引きこそありましたが、必要以上に痛がることはなく、基本的にすぐに立ち上がり、プレーし続けたのは素晴らしかったと思います。

誤解してほしくないのですが、一見大したことなくても「痛いものは実際痛い」のです。ましてや技術、スピードのある彼らは、うまく逃げないと大ケガにつながることもあり、身を守る術としてやっていることは百も承知です。私自身、サッカー現役生活の中で多くの痛い思いをしてきたので、必要以上に痛みに強くなれといってるわけではありません。

個人的な話になりますが、私は2002年日韓大会(第1戦ベルギー戦)でケガをして、そのまま私のW杯は終わってしまいました。

いろいろな思いがあった中で、最終的に私の中に残ったものは、「最後までプレーする」ということの大切さです。日韓大会のベルギー戦では負傷して倒れこんで交代となりました。

実際に自分の足に何が起きているのか分からないくらいにパニックになり、「このままじゃまずい、チームに迷惑をかけるのでは」そんな思いもあり、自分から腰を芝生におろしたのですが、それは自分にとって最高の舞台であったW杯が、最悪のトラウマになった瞬間でもありました。

サッカー選手としてピッチに立ってプレーする、それは本当に素晴らしい時間であり、貴重なもの。そう思えばクレーマーやアクターになっている時間なんてもったいない以外の何物でもないのです。

サッカープレーヤーはサッカーをプレーする!

選手の未来は一歩一歩、一瞬一瞬の積み重ねで創られるのであり、それが多くの人の心を奮わせる、時に感動であり希望であり勇気という形で届けられるのだと思います。

兎にも角にも、ムバッペ選手のますますの活躍を願いたいと心から思います。

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