11日のキリンチャレンジカップ2018・コスタリカ代表戦に向けて、日本代表の森保一監督が記者会見に臨んだ。
まず、森保監督は「この度の台風21号、そして北海道大地震で犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、大阪をはじめとする関西で被災された方、北海道で被災された方の暮らしが1日でも早く戻るようにお祈りしています。心よりお見舞い申し上げます」とコメントし、1日でも早い復興を願った。
新体制となった日本代表は、7日に札幌ドームでチリ代表戦が予定されていたが、6日未明に発生した北海道胆振東部地震の影響により中止に。11日に大阪で行われるコスタリカ戦が森保ジャパン初陣となった。指揮官は「1試合になってしまったが、2試合やってより多くの選手を使ってプレーを見たかったという部分、出た成果と課題を2戦目につなげていくことができれば、いい時間が過ごせたかもしれない」と語りつつも、「時間を無駄にすることなく試合にぶつけたい」とコスタリカ戦での必勝を誓った。
「我々はサッカーを通してピッチ上で、ピッチ外でもいろんな方に応援していただいているし、サポーターをはじめとする日本国民、被害に遭われた方にメッセージを送る、タフに戦いに行くということ、熱い気持ちを届けたいと思います」
初のお披露目となる日本代表での森保サッカー。指揮官がこだわる部分は「勝利とベースになるボールの奪い合いのところで戦う姿勢」であり、「日本人の持っている技術と規律の部分を試合の中でお見せできるようにしていきたい」と意気込んだ。
北中米のコスタリカは、ロシアW杯にも出場しており、大会ではグループリーグで強豪・ブラジルを苦しめるなど、存在感を発揮。森保監督は対峙するコスタリカについて「非常に個のレベルが高く、チームとしても組織的に戦う強いチーム」と警戒。「我々は相手がどう来ても柔軟に対応できるようにしたい。速い攻めを仕掛けられる時はする、相手が守ったらボールを握りながら相手の守備を崩していけるように」と臨機応変さを追求していく構えだ。
ロシアW杯での戦いは日本国民に希望と感動を与えた。森保監督はコーチとして西野朗監督をサポートし、日本のベスト16入りに大きく貢献した。「自分なりに学ばせてもらったものを落とし込んでやっていきたい。日本人らしく、試合を通してひたむきに戦い、粘り強く、最後まで戦い抜くところはやっていきたい。そこはロシアでもできていたところ」と森保監督。そのうえで日本人が持つ良さを最大限に引き出すことを約束した。
「日本人の技術に自信を持って、勇気をもってトライしていくことを選手に求めていきたいと思いますし、規律といったが、攻守を連携連動してやっていくことは世界に通用すると思ったので、規律と組織力は出していきたい。ただ、組織力の方が独り歩きしてしまうところもあるが、ロシアでは組織力、規律もあったが、個の力があって組織力があるからこそ良い戦いができる、どの国と戦っても対等に戦えると思ったので、個と組織力の両方を求めていきたいと思います」
森保監督はチームをまとめるキャプテンに、かつてサンフレッチェ広島時代に、師弟関係を築いた青山敏弘を指名した。「青山はもちろん自分にも厳しいですし、仲間のことを思いやって行動ができる選手なので、チーム全体をまとめてもらるように、メンタル的なところも見てチームがいい方向に進んでいけるようにしてほしいと思います」と期待を込めた。
注目の初陣は11日19時20分にパナソニックスタジアム吹田でキックオフする。
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