東京ヴェルディ、大宮に敗れて今季初黒星…大分は辛勝で首位キープ／J2第11節

4月28日に行われた明治安田生命J2リーグ第11節の結果を紹介する。

■大宮 2-0 東京V

2試合負けなしの大宮アルディージャが、10戦無敗の東京ヴェルディを迎え撃つ一戦。東京Vがわずかにボール支配率で上回るも、ほぼ互角の内容。決定機はあったが、両GKの好セーブによりスコアレスで前半を終えた。

先制点は大宮。49分、縦パスから抜け出したFWロビン・シモヴィッチが冷静に流し込んだ。東京Vにとっては、アウェイゲームにおける初失点。58分に投入されたFWアラン・ピニェイロが東京Vの攻撃を活性化させるも、負傷により75分でピッチを去った。

大宮は89分、途中出場のMFマテウスがドリブルで持ち込み追加点。試合は2-0で大宮の勝利となった。大宮は2連勝。東京Vは今季初の複数失点と黒星を喫した。

■山形 0-1 栃木

勝ち点で並ぶチーム同士の対決。スコアレスで迎えた83分、栃木SCのMF牛之濵拓のヘディングシュートが決まる。栃木が1-0でモンテディオ山形を下した。山形は2連敗。

■水戸 1-2 京都

水戸ホーリーホックが77分にPKで先制。しかし、京都サンガF.C.は81分に追いつき、90分には逆転ゴールを決める。MF重廣卓也が2ゴールを挙げる活躍を見せた京都が2-1で勝利を収めた。京都は7試合ぶりの白星で最下位を脱出。

■横浜FC 1-0 徳島

横浜FCは、29分にDF北爪健吾がゴールを決める。これが決勝点となり、横浜FCが1-0で勝利。横浜FCは4戦負けなし。徳島ヴォルティスは6試合勝ちなしとなった。

■讃岐 1-1 福岡

カマタマーレ讃岐は、13分にFW重松健太郎のゴールで先制。アビスパ福岡は、88分にFWドゥドゥのゴールで追いつく。試合は1-1の引き分けに終わった。讃岐は4分けながら5戦負けなし。

■大分 4-3 町田

大分トリニータは、FW馬場賢治が前半だけでハットトリックを達成。対するFC町田ゼルビアは12分にDF深津康太が退場処分となる。しかし、1人少ない町田が47分と84分にゴールを決めて1点差とする。その後は1点を取り合い試合終了。大分が4-3で勝利を収めた。大分は8試合負けなしで首位をキープ。町田は3連敗となった。

■岐阜 0-1 金沢

ツエーゲン金沢は59分、ペナルティエリア内でボールを受けたMF清原翔平が強烈なシュートを放つと、相手守備もクリアし切れず。これが決勝ゴールとなり、金沢が1-0でFC岐阜を下した。

■山口 1-2 新潟

同点で迎えた後半アディショナルタイムに、アルビレックス新潟がPKを獲得。DF安田理大がゴール左に決めると、直後に試合終了を告げるホイッスルが鳴る。レノファ山口FCは一時追いつくも1-2で敗れた。新潟は連敗を4でストップ。

■愛媛 1-1 松本

愛媛FCは32分にMF神谷優太が先制ゴール。松本山雅FCは終了間際の90+4分、左サイドからのクロスにDF飯田真輝が左足で合わせてネットを揺らす。試合は1-1の引き分けに終わった。松本は6試合負けなし。愛媛は最下位となった。

■甲府 1-1 千葉

ヴァンフォーレ甲府は5分、FWジュニオール・バホスのダイレクトボレーで先制した。ジェフユナイテッド千葉の反撃は後半アディショナルタイム。パワープレーを仕掛け、前線に上がっていたDF近藤直也がゴールへ押し込んだ。試合は1-1の引き分けに終わった。

■岡山 3-1 熊本

前節、得失点差で首位を手放した2位のファジアーノ岡山。20分に先制されるが、34分にFW仲間隼斗のゴールで追いつくと、48分にDF濱田水輝が逆転ゴール。66分にオウンゴールでリードを広げた岡山が、3-1でロアッソ熊本を下した。首位の大分トリニータも勝利を収めたため、得失点差を縮めるにとどまった。

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