日本代表は11日、国際親善試合のパラグアイ戦に向けた前日会見を行い、西野朗監督が出席。ロシア・ワールドカップ前最後の試合で「可能性を求めたい」と意気込みを示した。
日本は、西野体制となって2連敗中。攻撃面ではゴールが奪えておらず、本大会へ向け得点力不足に悩まされている。19日の初戦、コロンビア戦に向けて最後のゲームとなるパラグアイ戦での得点力不足克服が最優先事項であることは確かだ。
パラグアイについて西野監督は「非常に強いチーム」と評価。「(この試合は)コロンビア戦に向けた試合。決してコロンビアに類似したスタイルではないが、可能性を探りたい。チームの戦い方、可能性があれば考えたいと思いますし、選手たちも個々のコンディションなどを含めたあらゆる可能性を求めたい」と続けた。
そのうえでいま、最も指揮官の頭を悩ませるのは深刻な決定力不足だ。貧打に苦しむ現状に「決定力不足があってはいけない」と一喝。そのうえで「そこを打開する手段をしっかり取らないといけない。全員が共有しないといけない」と注文をつけた。
会見で「トライ」と「テスト」というワードを何度も発した西野監督。「起用の少なかった選手を起用したい。スタートメンバーを固定して考えているわけではなく、いろいろトライたい。新しい可能性を高いレベルで求めていきたい」とスイス戦から布陣をガラリと変えることを明言した。
「テストマッチの3試合も固定したメンバー、システムも固定し修正をかけていくやり方もあるが、私が選んだのはシステムも本大会で必要であろうと思われるシステム、今までやってないシステムにトライし、選手も固定せず、マックスでゲームにトライ、テストしていくやり方。なので、アプローチの中で可能性を毎試合考えながらチームを作る。それを最終的にコロンビアに充てていきたい」
独自のアプローチ方法について力説しつつも「勝負とシステムとバランスのテストが難しい中で試合に入ってます。ただ、勝つことによる効果は大きいので、明日も強く追求して勝負にこだわりたいです」と結果を求めていくことも忘れなかった。
限られた時間で完成度の成熟を図る必要がある西野ジャパン。膨大にある課題をパラグアイ戦で修正し、19日のグループリーグ初戦のコロンビア戦につなぐことはできるのだろうか。

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