2018-10-23-barca-real(C)Getty Images

最注目は両指揮官?全世界が注目の“クラシコ”を現地スペイン記者はこう見る

いよいよ28日に迫ったバルセロナとレアル・マドリーによる“クラシコ”。スペインだけでなく、世界を代表するこの伝統の一戦を、現地記者はどのように見ているのだろうか。『Goal』スペイン版のアルベルト・ピネーロ記者に話を聞いた。

スペイン語で「伝統」を意味する“クラシコ”。世界最高峰のリーグ、リーガ・エスパニョーラにおいて常に優勝を争い、輝かしい歴史を築いてきたバルセロナとレアル・マドリーによる一戦は、全世界中の注目が集まる大一番だ。

しかし今季最初の“クラシコ”では、直近10年近く伝統の一戦を彩ってきたリオネル・メッシ(右肘の骨折)とクリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントスへ移籍)という2大スターが11年ぶりに不在となる。

それでも、現地の熱気はすさまじいようだ。ピネーロ記者は「スペインで最も重要な対戦」と語っている。

「10から10まで。スペインでは、シーズン全体で最も重要な一戦だ。特に今回の場合、興味深い事象がたくさんある。例えば、(レアル指揮官ジュレン)ロペテギの進退問題も注目だ」

■最注目は両ベンチ?

今回の激突では、バルセロナは首位に立つものの、レアルは7位と低迷する中での激突に。特にレアルは現在公式戦3連敗中。1902年の創設以降、クラブ史上最長の無得点記録を更新してしまう(481分)など絶不調に陥っており、ロペテギ監督の解任説も高まっている中での一戦となる。

ピネーロ記者は、現在の状況を踏まえ「両クラブにとってすべてがかかる」との見解を示している。

「両クラブにとってすべてだ。ロペテギは将来のため、特別良くもないスタートを切った(バルサ指揮官エルネスト)バルベルデにとっては自信を取り戻すため。そして、メッシなしでのプロジェクトに信頼を持つためだ」

また、ポジションごとに注目すべきとしつつも、最も重要なのはベンチに座る両指揮官だとしている。

「ジェラール・ピケとセルヒオ・ラモスには注目だ。両者とも良いシーズンではない。GKでは、(バルサ守護神マルク=アンドレ)テア・シュテーゲンは驚異的なレベルにあり、(レアル守護神ティボー)クルトワはまだ移籍したばかり。(ルイス)スアレス、と(カリム)ベンゼマは得点が少ないため、スポットライトが当たらない」

「兎にも角にも、今回の“クラシコ”は両ベンチの戦いになるだろう。バルベルデとロペテギのね」

そして、勝敗を予想するのは「不可能」と語った。

「勝敗を予想するのは不可能だ。カウンターvsポゼッションの様相を呈していた(ジョゼップ)グアルディオラ―(ジョゼ)モウリーニョ時代とはまったく異なる。特に、両チーム最高のレベルではないため、なんだって起こりうるよ」

現地記者でも予想が難しい伝統の一戦。2018-19シーズン最初の“クラシコ”は、どのような結末を迎えるのだろうか。

▶リーガ・エスパニョーラ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【DAZN関連記事】
DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZN(ダゾーン)に登録・視聴する方法とは?加入・契約の仕方をまとめてみた
DAZNの番組表は?サッカーの放送予定やスケジュールを紹介
DAZNでJリーグの放送を視聴する5つのメリットとは?
野球、F1、バスケも楽しみたい!DAZN×他スポーツ視聴の“トリセツ”はこちら ※提携サイト:Sporting Newsへ

Goal-live-scores
広告