最後のPK沈めたラキティッチ、愛する家族へ感謝「さっき電話した。声が聞きたかったんだ…」

PK戦でラストキッカーを務めたイヴァン・ラキティッチ。愛する妻と娘への感謝を述べた。

クロアチアは1日、ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でデンマークとのPK戦に及ぶ戦いを制した。イヴァン・ラキティッチは、家族への感謝を述べている。

まさに死闘だった。開始4分までに両者が点を取り合う激しい立ち上がりとなったが、その後スコアは動かずPK戦へ。両チームの守護神が大活躍を見せ合わせて5本のシュートをストップしたが、最後はラキティッチが成功し、クロアチアが激闘を制した。

ラキティッチは、PK戦で3本をセーブした守護神ダニエル・スバシッチに感謝しつつ、キックの際には家族のことを考えていたと明かしている。

「神が僕らを救ってくれた。デンマークのキックは良かったけど、スバシッチは3人を止めるだけの強さがあったんだ」

「最後のPKで何を考えていたかって？妻と娘のことだよ。妻は試合前、僕が試合を決めると言ったんだ。そして、そうなったね……ロッカールームで電話したんだけど、何を言っていいかわからなかった。単に声が聞きたかったんだ……」

20年ぶりの8強進出となったクロアチア。準々決勝では、スペインをPK戦の末に破った開催国ロシアと激突する。