昨年セリエA復帰のヴェローナ、わずか1年で再びBへ…今季2クラブ目の降格決定

セリエAでベネヴェントに続き、ヴェローナの降格が決定した。

セリエA第36節が週末に行われ、5日のミラン戦に敗れた19位のヴェローナはセリエBへの降格が決定した。

今節では、降格圏を争っていたスパルとキエーヴォが揃って勝利。ミランに1-4で敗れ、勝ち点25ポイントにとどまった19位ヴェローナとの差を9ポイント以上に広げた。このため今シーズンあと2試合を残し、ヴェローナの降格が決定。第34節には最下位ベネヴェントの降格が決定しており、2クラブ目となる。

今シーズン、ヴェローナはリーグ戦7勝25敗4分の成績。シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せることができず、最近では6連敗と低迷していた。特に4月29日に行われた降格圏を競うライバル、スパルとの直接対決での敗戦は大きな痛手となった。

昨年、セリエBで2位につけ、わずか1シーズンでセリエA復帰を決めたヴェローナ。開幕前には、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが入団したものの、フィーリングを理由に1カ月足らずで退団するハプニングも発生していた。

たった1年でセリエBへ再び逆戻りすることになったヴェローナの指揮官ファビオ・ペッキアは、マウリツィオ・セッティ会長からの厚い信頼に応えることができず、悔しさをにじませた。

「受け入れがたいが、ライバルよりもあらゆる点でミスが多かったのは確かだ。会長の言葉？彼の信頼はいつでも嬉しかった。だからこそ苦い思いだ。最大の責任は私にある」