2018-03-25-omiya-omae genki(C)J.LEAGUE

旧友から決勝弾の大前元紀、美FK弾が「チームで奪ったゴール」である理由とは

「誰が蹴っても入っていたと思いますけど(笑)」

もちろん、大前元紀のその言葉には照れ隠しの意味もあっただろうが、チーム全体で奪ったゴールであったことも示唆していた。

大宮アルディージャは25日、明治安田生命J2リーグ第6節でアビスパ福岡との一戦を2-1で制し、開幕戦以来となる白星を手にした。この試合で決勝点となるFKを沈めたのが大前だ。

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1点リードで迎えた52分、マテウスがゴール左でファウルを受けてFKを獲得。大前は「マテちゃん(マテウス)も蹴りたかったと思うけど」と前置きしながら、「いい位置だったし、僕も得意の位置だったので、(マテウスに)聞いて『いいよ』っていう話をして…」と語り、蹴る前から自信を持ってキッカーに立候補したようだ。

また、石井正忠監督をして「きれいなゴール」と称賛された決勝点に絡んだのは、マテウスと大前だけではないという。

「GKがボール見えないように上手く隠してくれた選手もいたので、チーム全体で取ったゴールかなっていうふうに思います」

実際、その効果は小さくなかったことがすぐに明らかとなる。ミックスゾーンではこの日アビスパ福岡のゴールマウスを守った杉山力裕と遭遇。清水エスパルス時代の同僚でもある2人は笑顔で言葉を交わす。杉山が「お前すごいな、こんな囲まれちゃって」と語りかける。大前は「あんまコース良くなかった」と苦笑いしながら、得点シーンについて水を向けると、杉山は「見えなかった。球速かったし」と答えた。

大前はこういった工夫については「相手が嫌なことをするっていうのがチームの共通意識」であることを主張し、マテウスや中村太亮であってもゴールにつながったのではと話す。それでも、個人技として語られがちな直接FKによる得点が、チーム全体で生み出されたものであることは明白だった。

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