日本、GK退場も…土壇場PKでポルトガル相手に逆転勝ち/トゥーロン国際

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■トゥーロン国際 日本 3-2 ポルトガル

日本:田川亨介(36分)、上田綺世(77分、80+3分PK)
ポルトガル:シルバ(32分)、フィリペ(71分)

現地時間31日、第46回トゥーロン国際大会2018が行われ、日本は第2戦でポルトガルと対戦し3-2で逆転勝ちを収めた。

立ち上がりは、逆転負けを喫したトルコ戦から4人を入れ替えた日本に対し、U-19の世代で今大会に臨んでいるポルトガルがボールを回して主導権を握る。9分、ロングパスに抜け出したフィリペのループシュートが決まったかと思われたが、ここはラインぎりぎりで冨安健洋が間一髪オーバーヘッドでクリア。さらにはこぼれ球をゴメスに押し込まれるが、枠を外したため事なきを得る。

さらには11分、中山雄太のバックパスがずれ、ゴール前にいたゴメスに拾われてピンチを迎えるが、シュートはまたしても枠の外へと外れた。

守勢の時間帯が続く日本は17分、初戦で日本唯一のゴールを挙げている三好康児が強引にミドルレンジから狙った場面が初めてのシュートシーン。その後はサイドまではボールを運べるものの、そこから先、クロスでもドリブルでもなかなかペナルティーエリアの中に進入できない。

すると迎えた32分、ルイスの右サイドからのクロスをゴール前のゴメスが至近距離から打点の高いヘディングで叩きつける。ここはGK山口瑠伊が触ってカバーに入った中山がかろうじてかき出すが、最後はシルバに押し込まれて先制を許す。

苦しい展開となった日本だが、この日エースの小川航基に代わって1トップを張っている田川亨介が結果を出す。36分、三好のスルーパスに抜け出した田川がGKの股を抜くシュートを沈め、ほとんどチャンスを作れていなかった日本が同点に追いついた。

ハーフタイムに菅大輝を下げて遠藤渓太を投入した日本だが、後半もポルトガルに押し込まれる展開が続く。51分、左サイドからのフェリペのFKをニアサイドでゴメスがヘディング。しかし、ここは冨安がしっかりとついてブロックする。

54分、森島司に代わって三笘薫が投入され、何とか反撃の糸口を見つけようとする日本だが、ボールを奪った後のプレーの精度を欠き、思うようにカウンターを仕掛けることができない。67分に田川を下げて上田綺世を投入するが、ポルトガルのパスワークに翻弄された日本は足が止まりつつあった。

この苦しい時間帯に、日本にアクシデントが発生。70分、スルーパスに抜け出したゴメスを止めようとペナルティーエリアの外で思わず手を使ってしまったGK山口が一発退場。三好に代わってセカンドGKのオビ・パウエルオビンナが投入されるが、このFKをフィリペに決められ、1-2と勝ち越しを許してしまう。

追い込まれた日本だが、ここから底力を発揮する。77分、カウンターから遠藤が中央をドリブルで持ち上がり、前線にスルーパス。抜け出した上田がゴール左隅へと流し込み、前半同様にワンチャンスをモノにして10人の日本が同点に追いつく。

さらにはアディショナルタイム、三笘のスルーパスに抜け出した上田がエリア内で倒されてPKを獲得。これを上田が自らゴール右へと決め、土壇場で逆転に成功した日本が今大会初勝利を挙げた。

日本は6月3日、グループリーグ最終戦でカナダと対戦する。

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