日本代表DF酒井高徳が2018FIFAワールドカップ・ロシア開幕前最後となる一戦、パラグアイ戦を前に、自身のチームでの立ち位置について言及した。
現在のチームで左右のサイドバックをそつなくこなせるユーティリティー性が高く評価されている酒井高。同選手は、W杯本大会に向け、ポジションに関係なく良い準備をすることが重要だと話す。
「ポジションやスタメンで出る選手、出ない選手など、ケガとか病気とか、いろいろな状況が考えられる。W杯は総力戦で戦わなければいけない。そう考えたら、全員がポジションに関係なく準備しなければいけない」
しかし、酒井高は“使い勝手の良い選手”ではなく、ポジション確保にも意欲を示し、「その中でも自分の特徴を出すなど、すんなりチームに入れるようにすることなどが、自分でチャンスをつかむことにつながる」と語る。トレーニング中はもちろん、パラグアイ戦でもチャンスがあれば大きなアピールを目指す。
「(監督が)起用したいと思うようないいプレーを1つでも多く見せたい。その辺は意識してやりたい」
また、ロシアW杯の初戦に向けたイメージトレーニングを進めているようで、世界有数のサイドアタッカーであるコロンビア代表MFフアン・クアドラードの映像もチェックしている。
「得点シーンとか、昨日(10日)も見ましたが、予選で決めたシーンでセットプレーが非常に多かった。あとはクロスからの得点。1人でも得点できることを示したシーンが多かったので、特にサイドはクロスを上げさせないことを意識しなければいけない」
日本代表は12日に行われる国際親善試合でパラグアイ代表と対戦。コロンビア代表戦とはグループリーグ初戦、19日に対戦する。

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