「止めるならペナルティエリア外で止めるべきでした」
そう語るのは、ドリブル突破を図ったFWブリール・エンボロを倒し、PKを献上したDF吉田麻也だ。「前半の残り時間も少しで、サコ(大迫勇也)が負傷交代してスイッチが切れやすいところなので、締めなければいけない」と周囲に話し掛けたが、サイドからの勢いに乗ったドリブルを止める術はなかった。
日本代表は現地時間8日、国際親善試合でFIFAランキング6位の強豪スイスと対戦。42分にPKで先制されると、82分にリードを広げられ、0-2の完敗を喫した。
吉田は試合を振り返り、「ビハインドの時にどう攻めて、どう守るのか。どうプレスを掛けるのか」といった共通意識の必要性を強調。「途中から入ってきた選手は前からプレスに行きたいし、後ろの選手はもう少し我慢してほしいという状況。ハイプレスを掛ける時間の配分も、明確にしなければならない」と課題を挙げる。
日本代表は、5月30日に開催されたキリンチャレンジカップ2018・ガーナ代表戦では3バックでスタートしたが、スイス代表戦では4バックの布陣で臨んだ。この点を記者から質問されると吉田は「ベースは4枚だと思います」と回答。3バックはオプションと認識しているようだ。
チームの完成度について問われると、吉田は「チームとしての共通理解」が深まっていると語る。
「選手間、監督やテクニカルスタッフとの会話が増えている。建設的にできていると思いますけど、何より時間がない。ここを1日でも早く詰めて、構築していきたい」
その上で「前の選手と後ろの選手、サイドと中央の選手、出ている選手と出ていない選手、その意識の差」を埋めないといけないと説明した。
2018FIFAワールドカップ・ロシアでの第1戦・コロンビア代表戦まであと10日間。吉田は手ごたえと危機感を「半々です」と率直に答える。
「やるべきことは多いと思います。何より試合に勝っていないので、次のパラグアイ戦に勝って、良い状況でコロンビア戦に臨みたいと思います」
日本代表は12日に国際親善試合でパラグアイと対戦。そして、19日にW杯でコロンビアと運命の一戦に臨むこととなる。

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