イタリア人監督のクラウディオ・ラニエリ氏が25日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演し、日本代表について言及した。
ロシア・ワールドカップのグループHの日本は、19日の初戦で数的不利に陥った格上のコロンビアを2-1で下すと、第2節のセネガル戦では2度リードされる展開から同点に追いついて、合計4ポイントを獲得した。一方、セネガルもまた、初戦でヨーロッパの強豪ポーランドを2-1で下す波乱を起こしており、ダークホースと見られた2カ国が同ポイントで首位につける。
2014-15シーズン、プレミアリーグ残留争いが濃厚とみられていたレスター・シティを奇跡の優勝に導いた経験を持つラニエリ氏は、日本やセネガルが古巣のように前評判を覆し、ロシアW杯において快進撃を見せることを期待している。
「W杯におけるレスター・シティ？私は日本やセネガルがすごく好きだ。2チームともに、とても好印象を抱いている。アフリカのチームは黒人指揮官（アリウ・シセ）の下で、素晴らしいプレーを見せている。どちらも良い感じのチームで良いと思うよ」
ただ現状、ドイツやスペインなどヨーロッパの伝統的な強豪国との力の差は大きいとみられる。しかしラニエリ氏は、世界中で差が縮まっていると主張する。
「ヨーロッパのチームが明らかに優勢？私は日本やセネガルのようなチームが、徐々にレベルを上げて、他の国のレベルに追いつくのではないかと思う。 もうすぐ世界中で技術レベルは変わらなくなる日がくるだろう」
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